【空白の地を制覇せよ】車で行く豊橋アタックの旅【2】

こんにちは。北陸の食パンです。

今回はわいの過去のアイモバ遠征シリーズ第七弾ということで、車で行く豊橋アタックの旅(2013年6月28日出発、2013年6月29日帰着)をした記録の続きを書こうと思います。前回記事見てない方はこちらをみてからこの記事を読みましょうw

ではでは、本編いきますよ。

参:大量回収の後の余興(静岡 天竜エリア~合流)

天竜エリア22件の代行案件をおいしく頂いた後は、天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅周辺を散策することとした。

早朝の天竜二俣駅周辺を3人で雑談しながら散策。まだ初列車すら動いていなかった時間帯で、大量の気動車をみることができた。ちなみに天竜二俣駅に車両基地があり、天竜浜名湖鉄道の運行拠点となっている。

天竜浜名湖鉄道は、かつて国鉄二俣線として開業した掛川~天竜二俣~新所原を結ぶ路線であったが、国鉄時代末期に第2次廃止対象特定地方交通線として指定され、国鉄が分割民営化する半月前の1987年3月15日をもって国鉄二俣線廃止、変わって天竜浜名湖鉄道として再出発した経緯がある。

掛川方にある陸橋から天竜二俣駅構内を俯瞰した様子。この風景はA列車で行こう9でも再現したいぐらい惚れた景色であった。国鉄時代は貨物駅などがあり、駅構内は相当広かったが、貨物輸送廃止ならびに第三セクター(天竜浜名湖鉄道)移行後、不要となってしまったため、資材置き場に転用されたり、住宅地として転用されたようだ。

それでも、かつての光景が頭に浮かぶぐらいここの景色は気に入った。

車両基地裏から天竜浜名湖鉄道の気動車を撮影。この近くには転車台や扇形機関庫も残っていた。なお、ここにあるそれらはお飾りではなく、今もなお現役で使用されているという非常に貴重な光景が見られるのだ。かつて、国鉄時代においては蒸気機関車の機関区であり、日常的に転車台や扇形機関庫が使われていたけれども、時代が変わり第三セクターに移行し、そして車両が気動車に変わった現在でも現役で使用されているというのは奇跡的ではなかろうか。ちなみに、それらは登録有形文化財ならびに近代化産業遺産にも指定されている。

残念ながら、早朝に来てしまったがために転車台が動いている風景は見られなかったものの、機会があればまた訪れたいところである。

なお、実際に天竜二俣駅に併設する車両基地にある転車台や扇形機関庫の見学ができるので、気になる方はぜひこちらをチェックしてみよう。

蒸気機関車がいた時代に必須であった給水塔も残存していた。扇形機関庫・転車台・給水塔は蒸気機関車運行時代の三種の神器といっても過言ではなかろう。

駅一周している最中に補修作業が行われているキハ20と20系客車(ナハネ20)を発見。ちょっと早歩きで反対側に回ってみた。

余談であるが、これを見学した数か月後に補修もおわりきれいになったようである。なお、補修・維持管理に携わっているボランティアサイトはこちらになります。

写真左がキハ20(キハ20 443)。右がナハネ20(ナハネ20 347)を撮影したもの。

ここにあるキハ20については国鉄時代に登場から廃車までこの地をずっと走っていたゆかりある車両である。国鉄二俣線時代の生き証人がこの天竜二俣駅の一角に保存されているのはうれしい限りだ。

一方のナハネ20は、直接国鉄二俣線を走ってはいないものの、東海道線のブルートレインとして活躍していた車両である。20つながりでここに保存されているということなのかもしれないが、詳細は定かではない。とはいえ、「ブルートレイン」と呼ばれる先駆けとなった20系客車が保存されているだけでも一見の価値があるといえよう。

駅舎横には一昔前の設備であった腕木式信号機も飾られてあった。もう現役で使用されているところは皆無であるが、日本各地に保存展示されている。

天竜二俣駅の駅舎はこちら。昔ながらの木造駅舎で、レトロな駅舎が大好きなファンやマニアにとってはおそらく眉唾ものではなかろうか。駅舎横にあるレトロな郵便ポストもその味を引き立てている。わい的には今から思えば正面からとっておけばよかったと後悔している。まあ、2015年秋現在も変わってないので、当面は大丈夫かな・・・。

ちなみに駅構内には食事処も併設されている。

駅ロータリーの向かい側には蒸気機関車(C58 389)も展示されていた。今回は近くに行って見学できなかったので、またの機会に見学したいところだ。ちなみにこちらの維持管理作業も先のキハ20・ナハネ20の維持管理をしているボランティア団体により行われている。

天竜二俣駅で1時間ほど散策したのち、目的地の豊橋へ向けて再び出発した。途中、新東名浜松SAで1時間ばかり仮眠休憩をとった後、集合場所である豊橋ベースキャンプ(といってもコンビニだけどねw)へ向けて出発した。

東名豊川ICで高速を降りて、豊橋市街地を抜け、午前8時過ぎに豊橋ベースキャンプに到着。

あ、余談ですが、前回記事から地図のベースが変わってます。個人的にはGooglemapベースのほうがやりやすかったんだけど、諸事情のためベースを変えることにしました。やむなし。


四:空白の地蒲郡エリア制覇と尾張・三河路ドライビング(合流~解散)

午前8時10分ごろにえっくえっくPと合流。ところで、えっくえっくPで誰かって? ニコ鉄界隈では有名なあの方ですよ。コーヒーカップとか女装などいろいろな意味で有名のあのえくにーことeXpresserさんのことやでw なお、本稿ではあえてアイモバP名に統一させていただくのでご理解とご協力を強制しますw(ちなみに参考までにこちらの記事ではえくにー表記)

ちなみに今回、わいとけぃみいPはえっくえっくPと初対面となっている(NisPだけ以前会ったことがあった)。ここから運転は再び豊橋に戻るまでえっくえっくP担当となった。

ちなみに、前回NisPとえっくえっくPがあった時は、免許取り立てのえっくえっくPをNisTAXIでNisPが迎撃し、免許センターから即ドライブしたという「非常に鬼畜」(えっくえっくP談)なオフ会が行われたとかw 当時、わいもお茶噴くぐらいびっくりしましたよホント。

こちらがNisTAXI(2016年2月に引退した初代)の運転台。ハンドルのところにはえっくえっくPの嫁である「姫海棠はたて」のぬいぐるみが置いてある。わい、東方Projectのキャラクターならいくらか知っているが、実際どんなストーリーがあるのかとかは全然知らない。かくいう、アイドルマスターでさえ基本的にはキャラクター厨傾向があり、あくまで如月千早ちゃんが好きだという理由でアイマス沼につかり始めたという経緯があるのだ。

豊橋からの行程は以上の図の通り。なお、中部国際空港へ向かう際、後半有料道路を使っている(知多半島道路・知多横断道路)を利用しているが、ルート図上の表記は省略している。

まずは、国道23号バイパス・国道247号をトレースする形で中部国際空港(セントレア)に向かう。次に、中部国際空港から国道155・247号を北上して名鉄築港線を経由して中京競馬場へ。中京競馬場を巡った後は伊勢湾岸道・東名高速道路経由で豊橋まで戻るという1周ドライブが行われたのである。

なお、中部国際空港に向かう道中で、因縁の知多半島/西尾/蒲郡エリアを代行回収で制覇し、愛知県エリアようやく100%になりましたとさw

道中はBGM担当で「Truth」や「モンターギュ家とキャピュレット家」を流して、えくにーを翻弄させつつ(おぃ)、後ろで「姫海棠はたて」のぬいぐるみで遊んでた。

余談だが、左の写真において前にいるのがNisP(普段バンダナしてるので、バンダナなしの姿はかなり貴重)である。また右の写真では当時きていた遠征服セットのひとつである制帽を「姫海棠はたて」のぬいぐるみにかぶせて遊んでたw 意外に似合ってるのもさながら、当のえっくえっくPには今まで黙ってたので、今回初公開ということになるのだw

中部国際空港についたらまずは腹ごしらえ。えっくえっくPに丸投げした結果、つけ麺に決定。

昼食後は展望スペースにて離着陸する飛行機を眺めていた。わいが空港に行くときは、飛行機に乗るぐらいしかないので、今回のように飛行機を眺めに行くために空港に行くのは結構新鮮だった記憶がある。

こちらは中部国際空港~(名鉄築港線経由)~中京競馬場に至るまでの詳細なルート図である。

これから中京競馬場に何をしに行くかというと、別に競馬やりにいくために行くというわけではない。とあるアレを見に行くために行くのである。まあ、競馬場自体に行くのはは今回で4度目。かつて中央競馬(JRA)では、東京競馬場と中山競馬場に足を運んだことがあるほか、地方競馬だと金沢競馬場に足を運んだことがある。まあ、わいにも競馬好きの友達がおるのでそのお供で行ったってわけだ。

当日は土曜かつ競馬開催日だったので、入場料を払っていざ競馬場内へ。最初はとりあえず競馬場の雰囲気だけでもってことで、パドックを見学。ぶっちゃけわいみたいな素人に馬を見てもどれが1着になりそうな候補とか見分けることができない件について。

本当の目的はこのパノラマカーを見に行くこと。名鉄を語る上では絶対に外すことができない名車で、高度成長期の1961年に登場し、名鉄のフラッグシップとして長年活躍を続け、2009年に引退した7000系車両のことである。パノラマカーは日本初の展望車両で、展望車で有名な小田急のロマンスカーよりもこちらのほうが早くデビューしている。

登場当時の鮮烈な姿は引退した今でも色あせることはなく、名鉄をよく知らない人でもこのパノラマカーの存在は知っているというほど、鉄道ファンにとっては非常に有名な車両であった。また、車両設計段階では「10トンのダンプカーが80キロのスピードでぶつかっても大丈夫」といわれるぐらいのオイルダンパーを前面に設置しており、実際登場半年後にダンプカーと衝突する事故があった際も車体は無傷で済んだという。そのことから「ダンプカーキラー」「ダンプキラー」とも呼ばれたようだ。

ここにあるパノラマカーは3両編成に短縮されており、中間車両は立ち入ることができない(かつてはビュッフェ営業を行っていたが、今は廃止されている)が、先頭車両は休憩所として開放され、当時の面影を残している。

競馬開催日の土曜休日に限り、7027号車の運転台の公開も行われている。運転台公開中は基本的に人が多いので、長居はできないが、できるだけ運転台各部のディテールは撮影した。

運転台(乗務員室)の中に入った感想は、とにかく狭い(ただし、わいの身長的には多少のゆとりはあるが)。小田急のロマンスカーと同じく前面展望を重視したパノラマカーならではの特徴で、客室を最大限に広くした代わりの代償がこれである。運転席に座る際も電車の運転における通常の着座姿勢とは異なり、着座後足を伸ばして座るという所謂車を運転する際の着座姿勢となっている。椅子の調整ができるかどうかは知らないが、足の長さによってはちょっと苦労するかもしれない。

ちなみに、運転台のところの下部にミュージックホーンがならせる警笛ペダルがあるが、ミュージックホーンを流せるのは平日の場外発売日(パークウインズ)のときのみらしい。一度は鳴らしてみたいので、また再訪したいところである。

一通りパノラマカーを見学した後、一応レースも見てみた。

そしてレース終了後、ダートコースを救急車が走る。特に何もなかったと思われるが、なんかシュールな光景だ。

パノラマカーを7027号車側から撮影してみた。土曜休日の運転台公開時は案内係のお姉さんが立っている模様である。

こちらの写真はパノラマカーの横にある説明板(クリックすると拡大します)である。読んでみるとここに展示されているパノラマカーは2002年に引退したのち、同年中にここまで搬送されたようである。ここに訪問したのは2013年6月。なんだかんだ言ってもう10年以上も競馬場の傍らで保存されているのである。

残念ながら、現役当時に乗ることはかなわなかったものの、今回の訪問で保存者ではあるがようやくパノラマカーに乗ることができて感激したものであった。

中京競馬場を訪問した後は、NisTAXIの助手席に座って、えっくえっくPの運転をみつつ、伊勢湾岸道・東名高速道路を経由して豊橋ベースキャンプに戻り、豊橋ベースキャンプでえっくえっくPと別れることとなった。


伍:東名経由での代行営業芸(解散~帰着)

えっくえっくPと別れた後、R23号バイパスを東進し、その後R1号浜名バイパスへ。浜名バイパスを通るのは約16年ぶりである。前回通った時は有料道路であったが、今回通過した際はもう無料開放されたようである。そしてそのままR1をトレースして浜松市内を抜け、東名高速道路浜松ICから高速道路へ乗る形となった。ここからはNisPおよびけぃみいPのエリア制覇のためにひたすら代行営業芸をするのが私の仕事である。往路ではよらなかった静岡駅周辺エリアの制覇も完了した(なお、わいはこの時にすでに制覇している)。

こちらが復路の後半である。そのまま東名高速道路を終点東京ICまでトレースし、その後、環八を北上。わいの自宅まで一本で帰れる西武池袋線練馬高野台駅を今回のゴール地点として定めている。なお、NisTAXI自体はこの後千葉まで戻っている。

途中、海老名SAで夕食。湘南地域らしいこのどんぶりを食した。

そういえば、湘南地域に親戚いるけど、いまだにしらす丼とか食ったことないのよね。今度機会があれば食べに行くべ。

そして、海老名SAでの夕食の後は、東名高速道路の終点東京ICまで行ったあと、環八を北上し、練馬高野台駅で降ろしてもらい、わいはNisPとけぃみいPと別れ、今回の旅は終了となった。残る2人は外環道経由で千葉へ帰っていった。


というわけで、過去のアイモバ遠征記録第七弾はおわりでございます。

前半よりも後半がボリュームが多くなってしまい、偏った感はありますが、そこのところは気にしてはいけない(ぉ

今回はNisPのNisTAXIに便乗する形で、少ないながらもエリア制覇して参りました。どちらかというと今回はマニア的な観光要素満載の記事ではありましたが、貴重なものもたくさん見られたしよしとしましょう。わいの場合、どうしてもアイモバ遠征となると作業的要素が強いので、今回みたいな遠征も悪くはないと思ってます。

さて、次回のアイモバ遠征記録第八弾の予告ですが、これまでのアイモバ遠征において四大過酷遠征の第一弾が満を持して(?)いよいよ明らかになります。四国と三重・和歌山・大阪の一部を除く上方エリア全制覇に向けて動くアクロバティックな抱き合わせ遠征に挑む。現地までは基本的にバスで移動、現地ではレンタカーを駆使して、前代未聞の大規模エリア制覇をやっていきます。

次回はだいぶ長くなることが予測されるため、完結まで時間がかかることが予想されますが、頑張って書いていきますので引き続きよろしくお願いいたします。

ではでは、ご覧頂きましてありがとうございました。

【ついでの宣伝】豊橋に再訪したときの記事はこちらにありますので、お時間があればあわせてご覧ください。記事後半部が該当します。


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