A列車で行こう9version5.0 FINAL EDITIONをレビューする

こんにちは。北陸の食パンです。

記事ネタはあれども時間がとれないので、なかなか執筆に気が向かないという有様です。もうちょっとペースあげたいんですけどねえ。

今回は、先日発売されたA列車で行こう9の集大成である「A列車で行こう9version5.0 FINAL EDITION」のレビューを中心とした記事をお送りします。

まだ、「A列車で行こう9version5.0 FINAL EDITION」を買われていない方は、ぜひこれを見ていただいて買うかどうか検討いただければ幸いである。

では、本編へ入ることにする。

前説:A9v5の目玉機能一覧

公式ページを見れば普通にわかることであるが、A9v5の目玉となるものを以下に列挙していく。

  • 車両の追加(※)
  • 建物の追加(※)
  • ジオラマモード追加(※。ただしVR非対応)
  • 列車運行機能の拡充(機回し・列車の増結・解結機能の追加など)
  • 鉄道車両の追加(※。JR東海パック収録車両も含まれる)
  • 建物・アイテムの追加(※。一部はA9v5で新規追加されている)
  • 鉄道施設の追加(駅種類追加。転車台・扇形機関庫追加など)
  • 新規シナリオマップの追加(「乗りものニュース」で連載されていた「A列車紀行」のシナリオマップ追加など)

※印はPS4版A9であるA列車で行こうExp.に準拠している機能や内容を示す。

といった感じで、さらにA列車で行こう9を楽しめる内容に進化しています。

壱:レビュー

<小規模のデザイン変更と操作性の悪化・・・>

タイトルでお察しの通り、まず目玉を上げる前にダメな点をあえて列挙しようと思います。(もちろん改善点もあげてますけど)

※ただし、リリース後のアップデートパッチで改善された内容もあります。

まずは、オープニングムービーの後(飛ばせばすぐに出てきますが・・・)のメニュー画面の比較です。

左側がA列車で行こう9version5.0 FINAL EDITION(以下A9v5で表記)、右側がA列車で行こう9version4.0 MASTER EDITION(以下A9v4で表記)のスクリーンショットになります。

両方の画像をよく見比べるとわかりますが、フォントとボタンのデザインなどが若干変わっていることがおわかりいただけるだろうか。

個人的には以前のA9v4までのバージョンを見慣れているせいもあり、今回のA9v5のデザインに違和感を感じてしまった。特にフォントが何かぎこちなく安っぽく感じてしまった。あとボタンのデザインもA9v5のほうでは何かベタ塗りでダサく感じてしまう・・・。

よくよく調べるとどうやらデザイン系統はA列車で行こうExp.に準拠しているみたいです。

次にカスタム列車作成画面に関しても若干の変更がなされている。

例によって左側が以下A9v5、右側がA9v4のスクリーンショットとなっている。

ボタンの配置自体は基本的に変わりないが、A9v4で記号で表されていたボタンはすべて日本語表記のボタンに変更されている。(A9v4では記号にカーソルを合わせると機能の解説が表示されていた)

これに関しては改善されたといってもいいのではないだろうか?

それと、「カスタム列車の登録」ボタンをよく見ていただければわかるが、登録できない状態の時の色がA9v5とA9v4で異なっている。A9v4までは、ボタンの色自体を薄くしていた(右の画像の「カスタム列車の登録」ボタンと「閉じる」ボタンをよく見ていただきたい)が、A9v5では、登録できない状態の時の色がグレーベースに変更された。(A列車で行こうExp.に準拠した模様)

これに関しても改善されたといっていいのではないだろうか?

その次に、Trainメニューを開いた画面を比較する。

例によって左側が以下A9v5、右側がA9v4のスクリーンショットとなっている。

Trainメニューのボタン配置は両社とも基本的には変わらないが、A9v5では列車の一覧表の下のメニューに新たに「メニュー色」の設定の項目が加わっている。(メニュー色の設定自体は、A9v4でも設定可能。列車数字横の四角いところをクリックすれば設定できる。A9v5でも同様)

そして、両方の画像を見比べて徹底的に違う点があるのがおわかりいただけるだろうか?

それは・・・

A9v5では、Trainメニューを開いた状態で駅のダイヤ設定をすることができない

ことである。

これに関してははっきり言って改悪要素しかない。非常に不便。今後パッチを配布するのであれば、早急に改善していただきたい点の一つとして挙げられる。

※なお、「Version 5.00 Build 4035」のパッチにおいてこの事象は改善されました。(一応、リリース時の参考情報として掲載してます旨ご容赦願います)

さらに、改悪点があるのでこの際にあげておきたい。

これは、ダイヤウィザードの設定画面の比較である。

例によって左側が以下A9v5、右側がA9v4のスクリーンショットとなっている。

ここでも両方の画像を見比べて徹底的に違う点があるのがおわかりいただけるだろうか?

それは・・・

A9v5では、ダイヤウィザードの続行と解除のボタン位置がA9v4と異なる位置にある

ことだ。

今までのA9v4では、ダイヤウィザード使用時のポイント設定と駅のダイヤ設定のダイヤウィザード続行・解除ボタンはポイント設定と駅のダイヤ設定メニューの下に表示(ウィザード解除は左上の列車表示の下にあるボタンを押すことでもできる)されていたが・・・。

A9v5ではダイヤウィザード続行・解除ボタンは左上の列車表示の下の移動してしまった。A9v4までの操作になれてしまっている我々にとって、どうして操作性を悪化させてしまったのかといわざるを得ない。

わざわざマウスカーソルを左上までもっていく手間が煩わしいのが正直な感想である。(特にダイヤの個別設定を多用するわいにとって一番許せなかったのはこれである)

これに関しても今後パッチを配布するのであれば、早急に改善していただきたい点の一つとして挙げられる。

あとは、個別設定のみにはなるが、「現在時刻設定ボタン」と「登録時刻移動ボタン」の位置がA9v5とA9v4でまるで異なる位置にあり、これについても操作性を悪化させている一因となってしまっているといわざるを得ない。(画像をよく見比べればわかります)

※なお、「Version 5.00 Build 4035」のパッチにおいてこの事象(ダイヤウィザード続行・解除ボタンの位置のみに関して)は改善されました。(一応、リリース時の参考情報として掲載してます旨ご容赦願います)

※改悪点の例では列車と駅で説明しましたが、バス・トラックと停留所においても全く同じ事象が発生していました。

ちなみに、駅をクリックした時に出る駅設定だが、A9v5では列車選択に関して所有車両の列の末尾(例えば、このスクショでいったら118番が所有車両の最後なので、119番が末尾になる)までしか表示されなくなった。(停留所設定におけるバス・トラック設定についても同様)

これに関しては、人によっては改善点・改悪点と分かれるところなのかもしれない。

<待望の機能その壱:機回し機能>

A列車で行こうシリーズでは、機関車牽引列車がマップ外に列車が出て戻ってくるときや折り返し駅でそのまま折り返す場合、機関車が末尾にあるといういわゆる推進運転の状態になり、機関車が先頭の状態に比べて速度が大幅に落ちるのが当たり前であった。(前者に関しては、マップ外の接続部に高速線路【JR東海パックで実装】を使用することで、推進運転状態はなくなった。)

そのため、前述のことを回避するためにマップ内にループ式の方向転換設備やデルタ式の方向転換設備を作る必要があった。

マップ内に機関車牽引列車用の方向転換設備を作るのは、長年のA列車で行こうシリーズにおける伝統であった反面、場合によってはリアリティーに欠けたり、方向転換設備を作るがためにスペースを確保しないといけないという問題を抱えていた。

それを解決したのが、今回A9v5で導入された機回し機能である。この機能の導入により長年A列車シリーズが抱えていた問題(伝統ともいうが)を解決することになった。

機回し機能の使用とマップ外接続部を高速線路に置き換えれば、常に機関車が前にいる状態で列車を動かすことができるようになったわけである。

ということで、機回しの設定をどのようにしてやるか見ていきたいと思う。

まず、駅をクリックして駅設定を開くと、下に機回しの項目があり、適用する番線をクリックして、「経路設定」をクリックする。

次に、機回ししたいルートを選択。機関車を切り離した後の動きを線路に沿ってトレースする。

そして、この図のような感じに、反対方向へ機関車を移動させるようなルートをトレースしていく。

最後に、機回しを設定した駅の番線につなげ、「登録」を押すことで機回しの経路設定が完成する。

機回しの経路設定をしたあと、機回しを使う場合の注意として、上の図のように発車方向を「折返」にしないと機回ししないので注意が必要である。(公式のユーザーズマニュアルでは記載されてないので注意)

個別発車設定を適用して、機回しをする場合については、上の画像のように駅設定で動作モードの項目にある「個別発車」をクリックしたうえで、「機回し」をチェックする必要がある(画像内の1)。

そして、発車時刻を設定して発車するときの方向を折返に設定する(画像内の2)。それをしないと機回しせずに発車してしまうので注意が必要だ。

ちなみに、個別発車設定使用時の機回し使用については公式のユーザーズマニュアルでは記載されてないので、ここで補足的に取り上げた次第である。

では、機回し設定が終わった後、実際にどのような動きをするか見ていくことにしよう。

機回し設定した駅のホームに到着すると、このように機関車と客車が切り離されて機関車だけが前に動く。

トレースした設定に基づいて、所定の位置まで機関車が前進し、そこで折り返す。

トレースした設定に基づいて、機関車が機回しルートをたどっていく。

トレースした設定に基づいて、所定の位置まで機関車が進む。そして、客車のいるホームへと折り返していく。

そして、機関車が客車に近づき、機関車と客車の距離が近くなったら、機関車がゆっくりと客車に近づいて連結する。

これで、機回しが終わって所定時刻になったら出発する。

<転車台について>

機回し機能の追加に伴い、A9v5では転車台も追加された。主に蒸気機関車の方向転換をするために使用する。

転車台は2方向と16方向(扇形機関庫ありorなし)から選ぶことができる。

扇形機関庫付きの転車台に関しては、転車台機能に加えて扇形機関庫部分は駅機能と同等の扱いとなっており、自由に入出庫できるようになっている。

転車台の例として、扇形機関庫付きの16方向転車台のスクショを撮ってみました。

あとは、扇形機関庫がない16方向転車台と2方向の転車台が存在します。

転車台の設定はターンテーブル部分をクリックすると出ます。

左の入車線と接続線を設定することで、どの方向から入ってどの方向から出るかというのを設定できます。接続方向は転車台を前向きから出るか後ろ向きから出るかの設定ができます。

扇形機関庫のダイヤ設定は扇形機関庫部分をクリックすると出ます。

ダイヤ設定は基本的に普通の駅のダイヤ設定と一緒ですが、特性上一部の機能は使えません。

なお、現在の扇形機関庫は、単行の気動車と電車ならびにカスタム機能で機関車のみの列車を作成した場合のみに使えます。

今後、アップデートパッチで公式から「[Custom]で客車や貨車のみの編成を可能にいたします。」と発表したことから、さらにダイヤ設定が柔軟なものになることが期待できると思われます。

次に転車台を使った機回しを見ていきましょう。

転車台を使った機回しを設定するときは、転車台を経由して機回しルートを設定していきます。

ルートをトレースする際、同じ線路をトレースすることが可能なので、同じ線路を通る回数が多いほど、ルートがより濃い青になります(画像を見ればお分かりいただけることでしょう)。

そして、設定した後の機関車の機回しの様子を見ていくことにする。

まずは、列車が駅に到着し、蒸気機関車が客車から離れていく。

客車から離れた蒸気機関車は、トレースした設定に基づいて、所定の位置まで機関車が進む。

その後、転車台に向かって機関車がバックしていく。

バックした機関車が転車台に到着。

そして、転車台に入った機関車が方向転換していく。

方向転換が済んだら、またトレースした地点までバックの状態で戻っていく。

バックしてトレースした地点に戻ったら、今度は前進する。

トレースした設定に基づき客車の横を通過していく機関車。

トレースした設定に基づいて、所定の位置まで機関車が進む。そして、客車のいるホームへと折り返していく。

そして、機関車が客車に近づき、機関車と客車の距離が近くなったら、機関車がゆっくりと客車に近づいて連結する。これで、機回しが終わって所定時刻になったら出発する。

機回しや転車台を使って、楽しくSLを走らせるのもまた一興ですね。わいもやってみようと思います。

<待望の機能その弐:列車の増結・解結機能>

A列車で行こう9ユーザーの多くがかねてから要望していた列車の増結・解結機能(列車の分割併結)が、ついにA9v5において実装されることとなった。

これにより、時間帯や旅客需要などに応じて列車の分割併合が可能となり、柔軟なダイヤ設定ができるようになった。

一応、連結・解結機能に関して画像を交えながらざっと解説していきたい。

まずは、連結待ちの車両のダイヤ設定をしていきます。連結待ちの車両には連結にチェックを入れます。

ちなみに、反対側にカーソルを合わせると、レール上に黄緑色の表示が出ます。その表示が連結待ちの列車の停車位置になりますので、そこに停車させたい場合は、反対側にもチェックを入れます。例えば、進行方向の前側に列車を増結したい場合や、終点駅(奥に操車場がある)の折り返し時間で列車を増結させたい場合に使うといいでしょう。

なお、始発駅については反対側に列車を停車させることはできません。

連結にチェックを入れた場合、進行方向前側に列車が停車します。A9v4以前は、運転モードを使用しない限り前には止まれませんでした(通常のモードだと真ん中に停車するので)。

なお、連結する際は連結待ちの列車が駅のホームに収まらないといけません。

そして、連結を設定した列車の後ろに増結する車両を入れます。ダイヤウィザード使用時における増結車両は、駅の端に差し掛かっても駅ダイヤ設定が出ることなくそのまま駅に入線します。

増結する車両は、連結待ちの列車の近づくと、減速します。

そして、数回ほど動いて止まります(時間軸3倍速でやってみた場合)。

その後、増結する列車は連結待ちの列車に向かってゆっくりと進んでいきます。なお、画像にあるような番号の下にある●が赤い状態で進みます。

そして、連結が完了します。2編成連結時は前にいる列車の設定に従って、列車が動きます。

ちなみに、列車の連結は2編成までとなっており、3編成目を駅にいれようとすると駅の入り口付近で停車します。

国鉄時代の気動車にあったような3方向の多層階建て列車は現状設定できないようです。

2編成連結時に駅で折返す設定を入れた場合、駅に到着して折返す際に反対側の列車の設定に従って駅を発車します。

今度は、解結のほうを見ていきましょう。列車が駅に進入する際に駅ダイヤ設定が出るので、そこにある連結解除にチェックを入れて設定します。

ちなみに、連結を解除する際、2編成連結中の前側の列車が駅のホームに収まる必要があります。

駅に列車が到着すると解結が行われます。解結が終わった後は、後ろの列車のダイヤ設定もしてしまいましょう。忘れるとある意味悲惨なことになります。

そして、前の列車が発車していきます。後ろの列車は前の列車がある程度離れたあと出発します。

現状の列車の増結・解結機能では、ホームごとの設定になっているため同じホームで増結・解結を両方行うことができない。これは個別発車設定を適用しているときも同じなので、今後のアップデートパッチで個別発車設定のみ同じホームで増結・解結ができるようになる機能を追加してほしいものです。

ちなみに、今後、アップデートパッチで公式から「駅ホームの最大長を延伸いたします。」という発表があり、現在の最大10両からはやぶさ・こまち併結状態の17両まで伸びるかもしれませんね。

駅ホームの最大長延長で車両側にも手直しが入るのかもある意味見ものになると思います。

<ジオラマモードについて>

A列車で行こうExp.で実装されているジオラマモードに関してもA9v5で導入されることとなった。

これは、設定した範囲を鉄道模型のジオラマの如く眺めることができるモードになっている。

全部収まりきれてないですけれども、Nゲージサイズのジオラマにするとこんな感じになります。建物の一部にA9v5で新しく追加された駅や建物を入れてみました。全部は入り切りませんね。

ゲージサイズは、Zゲージ・Nゲージ・HOゲージ・Oゲージの4種類から設定可能です。

<鉄道博物館について>

A9v5発売に伴い、A9v5で追加された車両も鉄道博物館で飾れることとなった。Projectメニューから「鉄道博物館Ⅳ」を選んで建設するとA9v5で追加された車両で線路上に配置した車両が飾られる。なお、カスタム機能で作った車両を設置してもこちらには反映されないので注意する必要がある。

また、JR東海パックで追加された車両については、「鉄道博物館Ⅲ」を選んで建設しないと反映されない。(東海パック非所持者でA9v5を導入された方は特に注意されたい。)

こちらが鉄道博物館Ⅳである。基本的には2両分飾られるが、単行列車の場合は1両のみ飾られる(例えば熊本電鉄5000形、えちごトキめき鉄道ET122系など)。


弐:追加された車両について

A9v5においても、近年登場した列車を中心に新たに新規鉄道車両も多数追加された。なお、基本的にはA列車で行こうExp.で新規に実装された車両のラインナップに準じている。1つ1つ紹介するときりがないので、ある程度ざっくばらんに紹介させていただきたいと思う。

※JR東海パックで追加された車両はこの記事の後半部をご参照ください。

【JR編】

まずは、JR各社で追加されたものを見ていきましょう。

まずは、JR北海道から。JR北海道からは、北海道新幹線で活躍するH5系新幹線とC11 207形蒸気機関車がラインナップ。

H5系新幹線は基本的にE5系に準じているが、帯色とロゴが異なっている。このA9v5でもそのあたりを表現している。

C11 207形蒸気機関車については、機関車の後ろに車掌車がくっついているのが特徴。これは後述の東武鉄道でのSL運行に際し、ATSを設置するために、伴車となっているものである。

なお、C11 207形蒸気機関車については国鉄時代に一旦引退し、静態保存を経て2000年にJR北海道で復活。JR北海道では、「SLニセコ号」・「SL冬の湿原号」・「SL函館大沼号」などで活躍した。

その後、北海道内での運行を終了し、2017年度から東武鉄道で「SL大樹(たいじゅ)」として活躍することとなった。ただし、それにあたっては東武鉄道(実際には東武博物館)がJR北海道から借り受けという扱いとなっている。そのため、A9においても所属会社区分ではJR北海道の扱いにしたと思われる。

次にJR東日本の追加車両を見ていきたい。

左は山手線の新車であるE235系、右は烏山線に投入されたEV-E301系である。後者に関しては実車と同様に床下に設置されている蓄電池部分が独特のデザインで表現されている。

いわゆるJR東日本の最新鋭の車両を追加した形となった。E235系は大都市の電車区間に、EV-E301系は進化するローカル線に入れると映えるのではないかと思う。

JR編の最後は左から・・・

  • N700系(ラージA)新幹線(JR東海。N700系1000番台)
  • キハ47系「かわせみ やませみ」(JR九州)
  • BEC819系(JR九州)

というラインナップになっている。

N700系(ラージA)新幹線は、JR東海パックで追加されたN700系とはロゴなどを含め若干デザインに差異をもたせているようだ。

キハ47系「かわせみ やませみ」は、肥薩線で運行されている特急列車である。BEC819系は、筑豊本線を中心に活躍する近郊形交流用蓄電池駆動電車である。後者に関しては実車と同様に床下機器も青色ベースで表現されている。

なお、JR西日本とJR四国の追加車両はないので省略する。

【大手私鉄編】

次に大手私鉄各社の追加車両を見ていきたい。こちらの独断で大きく2つのグループに分けた。

関東で活躍する大手私鉄各社より左から・・・

  • 13000系(東京メトロ)
  • 40000系(西武鉄道)
  • 京成AE形<スカイライナー>(京成電鉄)
  • 20000系(相模鉄道)

というラインナップになっている。

13000系は地下鉄+他私鉄の直通列車に、40000系は通勤列車+座席指定制ライナー列車に、京成AE形<スカイライナー>は空港アクセス特急や速達式の特急に使うといいのではないかと思う。

なお、今回初めて相模鉄道の車両が加わったので、近い将来開始される相鉄・東急と相鉄・JRの相互直通運転を表現してみるのも一つの手かもしれない。

そして、関西の私鉄からはA列車で行こうExp.で話題を呼んだ阪急電鉄の各車両が加わっている。

一応、左から

  • 1000系
  • 1300系
  • 3300系
  • 3000系

のラインナップとなっている。

A列車シリーズでは、A列車で行こうExp.に先を越されたが、阪急電鉄に関してもJR東海と同様にゲームでの製品化を許さなかった鉄道会社で有名であった。

すでに、A列車で行こうExp.の段階でその壁を崩しているわけだが、A9v5によりPC版においてもその壁を崩すこととなった。これにより、関西の大手私鉄各社の主要車両がA列車で行こう9ですべて出そろうことになった。(とはいっても、関西でそれなりに有名な私鉄である山陽電鉄とか神戸電鉄はないですけどね・・・)

ちなみに、3000・3300系に関しては屋根上が分散クーラーである都合上、パンタグラフを載せると不格好になってしまうので、今後のアップデートパッチでパンタグラフが載せられるような車両の追加を望みたいところである。

【その他私鉄・第三セクター編】

最後にその他私鉄・第三セクター編で追加された車両を見ていきたい。これに関しては、ゲームのシナリオマップに基づいて追加された車両がほとんどとなっている。これに関してもこちらの独断で大きく2つのグループに分けた。

まずは、北陸で活躍している第三セクターと地方私鉄のラインナップから。

左から・・・

  • IRいしかわ鉄道の521系
  • えちごトキめき鉄道のET122系
  • あいの風とやま鉄道の521系
  • 北陸鉄道8000系

となっている。金沢を再現したシナリオマップがある関係上、これらの車両が追加された。(厳密にはえちごトキめき鉄道のET122系は金沢を走っていないが、ついでに追加されたのだろう)

521系に関してはあいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道でデザインが異なっており、前者は223系ベースで製造されたグループ、後者は225系ベースで製造されたグループで表現されている。

個人的には、ついでにJR西日本の521系やキハ122形を新規車両として加えてもよかったのではないかと思っている。

最後に北陸以外の鉄道から追加された車両のラインナップを紹介する。

左から・・・

  • 道南いさりび鉄道キハ40形「ながまれ」号
  • しなの鉄道169系
  • 江ノ島電鉄300形
  • 熊本電鉄5000形
  • 一畑電車7000系

となっている。

しなの鉄道169系を除いては各車両に対応したシナリオマップが存在する。

いずれもローカル線に似合う車両たちばかりなので、ローカル線で活躍させるといいかもしれない。


以上で、A9v5購入報告を兼ねたレビューをお伝えしました。

現在購入を検討していらっしゃる方は、この記事を見て少しでも参考にしていただければ何よりです。

わいもA9v5を存分に使って、別作業がはかどる事を祈りつつ、今回の記事を締めくくらせて頂きます。ありがとうございました。


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