【上信貸切列車勉強会編】下仁田ネギ列車に乗車する

こんにちは。北陸の食パンです。

上旬は地味に忙しく、ブログ更新すらできない状況でした。期待している人とかいないと思いますけど、期待されてた方にはご迷惑をおかけしたことお詫び申し上げます。

ところで、花粉症シーズン真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年は平年の3倍の飛散量ということで、花粉症患者のみなさんは相当苦しい思いをしていると思います。まあ、わいも花粉症患者なんで、気持ちはすごくわかります。

ぶっちゃけつらいです。はい。

さて、今回は今月24日に催行される上信貸切列車の話題といいたいところですが・・・

だいぶ旬が過ぎてしまいましたけれども、去年の話に戻りまして、わいのフォロワーから紹介してもらったとある方主催(後で名前バレしますけれども)の団体貸切列車が上信電鉄で行われるということですので、勉強のためにわいのフォロワー2名と参戦することにしました。

今度催行される上信貸切列車にもつながる話題ということで、遅まきながら急きょ記事にすることにした次第です。


ときはさかのぼり、2017年12月3日。

わいは、ご縁あってとある方が主催される団体臨時列車「ネギ列車」に縁あって参加する運びとなった。

今回は、ただ参加するだけではなく、約3ヶ月後(当時基準。執筆基準であればもうまもなく)開催されるわい主催の団体臨時列車を催行するにあたり、勉強したいと思い、参加することとした。

ほかの参加者は、忘年会気分で楽しくわいわいやることが容易に予想できるが、わいは前述の通り勉強を主眼に置いてるので、楽しむときは楽しむが、楽しみすぎて本来の目的を忘れないように気を引き締めて今回のイベントに参加する次第となった。

当日、西武線某駅近くでレンタカーを借りた後、のちにわい主催の団体臨時列車の幹事の一員となるふーたろ君ときゅーだいてん君を拾い、一路高崎へ。

圏央道入間IC~上信越道藤岡ICまで高速に乗り、高崎駅近くのコインパーキングに車を停める。

道中では、各々好きな音楽を流し、談笑に花を咲かせながら目的地へ向かうというすごく理想的な形で過ごすことができた。

特に2人(ふーたろ君ときゅーだいてん君)にとっては、車で好きな音楽を流しながらのドライブ、そして車で高崎へ向かうことにある種の感動を覚えたようである。特に後者に関しては、高崎線で高崎に行くのが多いということもあり、電車に比べ圧倒的に早くかつ快適に着いたことで2人とも「実感が湧かない」といっておられた。

わいに関しても、高崎へは車・電車両方で行ったことのある身だが、やはり楽なのは車である。関越自動車道は本当に有能だ。なお、連休はじめを中心に下り線が大渋滞になることがあるので、ときに無能になることがあるのが、弱点でもある。さらにいえば、連休終わりの上り線の大渋滞も同様である。

余談ではあるが、上里SA~高崎駅到着まで、ふーたろ君に運転練習をさせた。わいは助手席で適宜アドバイスをしてあげた。

高崎に降りたってすぐに上信電鉄本社に向かったわい一行の目に飛び込んできたのが、今回の「ネギ列車」の主役である上信電鉄200形である。

上信電鉄が自社発注した電車の一つで、この列車の特徴としてあげられるのが・・・

この平成の世になっても珍しい非冷房車両

という点だ。そう、冷房なんていうぜいたく品などついていない。それゆえに、夏場は運休率が高い電車となっている。

そして、今回使う車両はデハ204とクハ304の2両編成で、同車は2005年12月に富岡市にある富岡製糸場を世界遺産に登録することを呼びかけるPR車両となっていた。その後、2014年4月に現在の茶色に塗り替えられたが、のちに富岡製糸場が世界遺産登録されたことにより、「祝富岡製糸場世界遺産登録」と大きく側面にかかれることとなったのである。

今回の団体臨時電車はこの茶色い塗装を活かし、旧国風の列車に装飾されているのが特徴となっている。

  • 列車番号のほどよい汚れ具合と数字のずれ具合
  • 貫通扉下の臨時サボ風の表示
  • 乗務員室運転席側の白Hゴムの表現

これらすべて主催であるとある方のこだわりがここにすべて凝縮されているといえよう。

受付を済ませた後、準備中の車内をのぞき見することにする。

どこかで見たことのあるような窓配置と座席横の手すり。勘の鋭い方ならすぐにおわかりいただけただろうが、実はデハ204とクハ304の2両は、今はなき西武所沢車両工場製の車両なのだ。もう西武ではこの車内見付の車両は現役を退いているが、地方に行けば今もなお現役であることに感動を覚えたとともにどこかしら懐かしさを覚えた。

ちなみに、写真に写っているデハ204には、テーブルが設置されている。いったいどういうことなのだろうか?

実はこういうことである。

さっきの写真を撮って少しした後に、料理が搬入された。

そう、今回の「ネギ列車」の真の目的は、車内で下仁田ネギを使った料理をつまみながら、忘年会をやるというのが目的である。

要するに、これが今回のメインディッシュになるわけだ。主催曰く「おなかをすかせてきてください」とのことだったので、これは期待しかない!

そして、クハ304側も撮影。行先幕の部分が特製幕に変わっているほか、サボの部分が「下仁田葱 NEGIKAI」という特製サボになっていた。

その後、主催の方と初顔合わせしたり、今度のわい主催の団体貸切列車で希望者に出す「上デキ弁当」を作っていらっしゃる方とお話ししたりしているうちに、乗車の時間が迫ってきたので、上信電鉄高崎駅のホームへ移動。

ホームへ移動後、ほどなくして列車が入線。みな、列車入線シーンを熱心に撮る中、わいはひたすらメモをとりまくっていた。列車のドアが開いて発車するまでの間も同様であった。

そして、列車が高崎駅を発車した後もしばらくは主催幹事の動きを注視しながら、必要なところはメモをとっていった。

山名駅で元西武401系の150形第一編成と交換する。

元西武の車両、とりわけ元701系列の車両を見るとつい血が騒いでしまうクチでしてw

そして、小休止がてらメインディッシュをいただくことにする。

一人ひとりに特製弁当が配布されたほか、1テーブルに一つオードブルが配置された。

オードブルに入ってる料理はどれも酒にあいそうな料理なのだが・・・

残念ながら、今回は車で来ている関係上飲酒は厳禁。さらには、今回勉強しに来ている都合もあるから、お茶で我慢我慢・・・。

といっても、わい酒飲むけどすごく弱いのよね・・・。

そして、弁当をご開帳する。随所で名産の「下仁田ネギ」をふんだんに使っており、ボリューミーかつ非常においしくいただくことができた。

特にすき焼きが絶品でしたわ。また機会が得られた時は是非とも食べたいものです。

途中の上州福島駅でクハ304の運転台が開放されたので記念に撮影した。

実は、上信電鉄200形は日本の鉄道としては珍しく右側に運転台が配置されているのが特徴となっている。これは、導入当時の上信線が保安システムにタブレット閉塞を採用していたために、行き違い駅でのタブレット交換の利便性を図るために設計されたそうである。

そして上州福島において、今度わい主催の団体臨時電車で活躍する元西武801系の150形第二編成ともすれ違う。

そして相変わらず、主催幹事の動きを注視しながら、必要なところをメモに残す作業を続けた。

その後、列車は順調に進み終点下仁田に到着。下仁田では元西武701系の150形第三編成と並んだ。

とりあえず、ついた後すぐに撮影したもの。

そして、何か作業している主催のとある方の後ろ姿。

てか、いつまでたってもとある方というのも大変失礼ですので、ここで正体を明かしましょう。

実はこの方、「ひがしむらやま551//」の管理人であるKUSUさんです。

実は以前からネット上ではありますが、彼のことは知ってはいまして、過去にも各種撮影会や各種団体貸切列車を走らせた実績のあるプロ中のプロである。

そう、今回ご縁あって直接KUSUさんからお声がけをもらったので、憧れの方であり、かつこれから師匠となりうる彼主催のイベントには絶対行っておかなくてはということで、参加を表明。そして、実際に赴いて彼やほかの幹事の動きを追いながら、来たる団体臨時電車運行に備えて知識を蓄えていくのであった。

しかし、KUSUさんはいったい何の作業をしていたのか。次の写真でそれを明かすことにしたい。

そして、KUSUさんが作業していたものが完成した。

ん? この配色は? どこかで見たことあるような・・・。

そう。これは、西武のかつての電車の塗装である赤電塗装をカッティングシートで表現したのだそう。さすがに時間の制約もあり、中ドア横の一部分のみにとどまったが、それでも雰囲気は十分出ているように感じた。

さすがはKUSUさんのこだわりである。

なお、本来は車内から見ていただくのがセオリーなそうらしいが、あえてこの角度から撮らせていただいた次第である。

そして、前面を見ると・・・

なんと、「急行 西武新宿」の表示に様変わりしていた。

開催前から予告していた通り、復路は西武線の幕を表示して走行する姿がここに実現したのである。

余談ではあるが、このとき幕の位置の調整を見る係を務めていた。躊躇が先行していたせいか指示があんまりできなくって申し訳ありませんでした。(一応大声を出さないといけないところはいいましたが)まあ、調整がうまくいってればすべてよしですがね。

そして、下仁田駅では激熱な光景が見られた。

まずは、左側の写真の元西武701系の150形第三編成が見られたこと。そして、まともな写真をようやく撮ることができたことがうれしかった。

次に、後続の定期列車で元西武401系の150形第一編成が入線した。

どちらも面縦で撮影したが、わい的にはそこそこいい出来で撮影できたかなと思っている。

そして、元西武401系の150形第一編成が客扱終了後、いったん本線へ引き上げたあとに側線へと入っていった。さらに、150形第三編成がいったん本線に引き上げた後、先ほど150形第一編成がいたホームに入線。

さて、どうなる?

もうおわかりですよね?

あっ...

優勝! 優勝!

まーた、こいつ優勝してやがる。

いや...ね? これ、わいは、とにかく優勝っていうしかないっしょ?

だってさ? 幼少のころ見たり乗ったりしてる電車が、いまだにこのグンマー帝国の地、もとい上信電鉄で並んでいるんだぜ?

そりゃ、もしかしなくても言うしかないっしょ?

優勝! 優勝! ズザーッ(盛大にこける)

(盛大にこけてもなお立ちあがって)優勝! 優勝!

(出典:プロデューサーミーティング1日目にL.O.B.Mが流れたときの某氏【ここ重要w】)

なお、この日優勝したのは事実ですが、もちろん盛大にこけてはいませんw

こら、そこ。そのくだりはどっかで見たとか言わないの。

そして唯一残念だったのが影がかなりかぶっちゃってることくらいかなあ

そして発車まで残り少ない時間ではあるが、駅舎の外に出て駅舎を撮影する。

実はこの下仁田駅には電車で到達するのが今回初めて。しかし、実際はすでに来たことがある。実は以前、この遠征のときの帰りに車で立ち寄ったので、実質2回目の訪問となった。

そして、下仁田発車前に撮影したものがこちら。先ほどの往路で使われていた特製幕がお役御免となって座席のところに放置されていたw

間近で見るとよくできているものだと感心してしまいました。

その後、列車は高崎に向けて出発。車内放送などで盛り上げる幹事の方をみつつも、相変わらず勉強モードに入るわいであった。

途中の上州富岡駅で、「上デキ弁当」を受け取る。これは、帰りの夕食としておいしくいただいた。

上州富岡を出発した後、車内放送体験が行われる。そのついでにわい主催の団体臨時電車の予告放送をさせていただいた。

放送中、途中で妙に緊張してしまって、主催のKUSUさんからどやされる場面もあったが、なんとか予告をすることができた。KUSUさん、お気遣いありがとうございました!

復路もあっという間に時間が過ぎて、終点の高崎へ。

高崎についた後、ミニ撮影会が催されたが、わいはその間先ほどのカッティングシートの剥離作業を行っておりました。

実は、主催のKUSUさんも剥離に手こずるとは想定外だったようで、撮影会が始まる直前にKUSUさんの命を受けまして、剥離作業に専念することにしました。だって、師匠様のご命令ですもの。弟子はきちんときいて働かなきゃねってことで。(途中で、主催幹事の一人に大丈夫ですといわれたものの、原状復帰が終わるまで粘って作業してましたとさ)

そして、遅まきながらちょっとだけ撮影会に参戦。

実は、今回スペシャルゲストがいらっしゃいました。その方が、この写真に写っている岡部真実さんです。

彼女はタレントとして活躍しているのですけれども、実は現役の巫女さんとしても活躍しているそうです。実際に見るとかなりの美人さんでした。わいにとっては、まるで雲の上にいるような存在っていっても過言ではないでしょう。

また、わいの場合、貸切列車の勉強に集中していたせいもあり、岡部真実さんとあまり話すことはございませんでしたが、今思えば勉強ばかりしてないでもう少し会話を交わすべきであったと後悔はしてますね。はい。

ちなみに、彼女はこのイベントの後に行われた「MissUniverseJapan 福島大会」のファイナリストに選ばれ、Top6の称号を得ることができたそうです。おめでとうございます!

岡部真実さんを撮影したショットの中で一番いいやつがこれかなあ・・・。

それにしても、さすがタレントをやってるだけあって、たくさんのカメラの前でも怖気づかずにしっかりと笑顔で対応するあたり本当にプロだなと思いました。

ちなみに彼女が着ていらっしゃる衣装は「富岡製糸場の工女」をイメージした姿だそうで、たいそう似合っておりました。

そして最後に、今回の団体臨時電車の参加者一同が集まっての記念撮影をして解散となりました。

撮影会の終盤にて去りゆく150形第二編成を撮影する。

撮影会後は、主催者のKUSUさんや主催幹事の皆様から質疑応答形式でインタビューし、いろいろなことを教わりました。おそらく、このときが一番真剣になっていたのではないかと思います。本当にありがとうございました。

インタビュー終了後、高崎駅改札にて主催者のKUSUさんをお見送りし、わい一行は車に乗りこんで帰宅路へ。途中、上里SAで夕食をとり、高坂から先はふーたろ君の運転で、地元に帰着。地元に帰着後は、レンタカー返却まで時間があったので、ふーたろ君ときゅーだいてん君をそれぞれ所定の場所で下した後、西武線某駅近くのレンタカー屋に戻り、レンタカーを返却し、自宅へと戻った。


ということで、貸切列車の前哨戦編ということで「ネギ列車」に参加したときのお話しを書かせていただきました。

さて、いよいよ今度の土曜日に貸切列車本番がやってまいります。

楽しさ半分、緊張で震えること半分といった感じではありますが、無事当日やり遂げられるように頑張ります。はい。


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