【船旅のすすめ】東海汽船さるびあ丸で行く伊豆七島の旅

こんにちは。北陸の食パンです。

今回は船旅のすすめ第一弾ということで、東海汽船のさるびあ丸を紹介したいと思います。

壱:東海汽船さるびあ丸概要

【概要】

これがさるびあ丸です。東海汽船伝統の白い塗装に、前面および機関煙突に社章が塗装されております。

さるびあ丸は平時は各島航路(東京〜大島・利島・新島・式根島・神津島航路。別名片航路ともいう)に就航しており、長年東海汽船のフラグシップとして活躍してきました。また、夏季期間中に運航される「東京湾納涼船」において使用される船でもあります。

現在では、昨年かめりあ丸の代替船として新造された「橘丸」が登場して、脇役に転じた感はありますが、東海汽船ファンの間ではまだまだ根強い人気を誇る船であります。

こちらは橘丸から撮影したさるびあ丸の船首部分です。こういうアングルの写真は滅多に撮れません。さるびあ丸は「客貨船」に分類されており、旅客輸送のほか、貨物輸送もできる船になっております。このさるびあ丸においても伊豆諸島各島における貨物輸送のライフラインとして機能しているぐらい重要な役割を果たしています。さるびあ丸における貨物輸送はコンテナに入る貨物が主流となっております。貨物の揚げおろしは船首部分にあるデリック(クレーンのような機械)を用いて行っており、デリックの下部付近にある貨物倉にコンテナを収容できるようになっております。

(画像をクリックすると拡大します)

この地図は、さるびあ丸の就航航路になります。先ほども申したとおり、各島航路に就航しており、東京竹芝桟橋から大島・利島・新島・式根島を経由して神津島まで結ぶ航路になっております。なお、さるびあ丸は時折、三八航路(東京~三宅島・御蔵島・八丈島航路)に入ることもあります。

このペイントクオリティの地図には記載されてませんが、夏季・GW期間を除いた特定日は横浜大桟橋を経由する日もあります。

詳しい航路図はこちらをご確認くださいね。


時刻については以下のとおりです。

【通常時におけるさるびあ丸の時刻表】

(下り)

 東京  大島  利島  新島  式根島  神津島
 (着)  6:00  7:40  8:35  9:05  10:00
 (発)  22:00  6:20  7:45  8:45  9:10

※横浜経由(東京発基準金曜・土曜)の場合は、横浜23:20着、23:30発。大島以降は変わらず。

※海況模様ならびに天候状況により大島入出港地(基本岡田港。稀に元町港)ならびに神津島入港地(前浜港or多幸湾三浦港)が当日決定します。あとレアケースですが、新島の入出港地が羽伏港になる場合もあります(基本は新島黒根前浜港)。

(上り)

  神津島  式根島   新島  利島  大島  東京
  (着)  11:20  11:45  12:45  14:10  19:00
 (発)  10:30  11:25  11:55  12:50  14:30

※横浜経由(神津島発基準土曜・日曜)の場合は、横浜18:00着、18:10発。東京19:45着。

※海況模様ならびに天候状況により神津島発港地(前浜港or多幸湾三浦港)ならびに大島入出港地(岡田港or元町港)が当日決定します。あとレアケースですが、新島の入出港地が羽伏港になる場合もあります(基本は新島黒根前浜港)。


【夏季期間などにおけるさるびあ丸の時刻表】

(下り)

 東京  大島  利島  新島  式根島  神津島
 (着)  5:00  6:35  7:30  8:00  8:55
 (発)  23:00  5:15  6:40  7:40  8:05

※海況模様ならびに天候状況により大島入出港地(基本岡田港。稀に元町港)ならびに神津島入港地(前浜港or多幸湾三浦港)が当日決定します。あとレアケースですが、新島の入出港地が羽伏港になる場合もあります(基本は新島黒根前浜港)。

(上り)

  神津島  式根島   新島  利島  大島  東京
  (着) 10:20  10:45  11:45  12:55 17:40
 (発)  9:30 10:25 10:55 11:50  13:20

※主にGW期間および7~9月の夏季期間はこのダイヤで運航。横浜は経由しません。

※海況模様ならびに天候状況により神津島発港地(前浜港or多幸湾三浦港)ならびに大島入出港地(岡田港or元町港)が当日決定します。あとレアケースですが、新島の入出港地が羽伏港になる場合もあります(基本は新島黒根前浜港)。

運賃については、毎月変動しますので東海汽船HPにてご確認ください。


【さるびあ丸の風景】

さて、次にさるびあ丸の風景をごらんいただきましょう。

こちらはBデッキの外部通路になります。さるびあ丸ではBデッキ・Cデッキはこのような外部通路があり、外部通路から風景を堪能することができます。なお、Cデッキについては早朝夜間および海上不良時は危険防止のため閉鎖されることがありますので、ご注意ください。

Bデッキの後部には喫煙所が設けられており、タバコをすいながら景色も眺めることができます。

ところどころ痛みがありますけれども、二十年ぐらいはしってきてますから、そこはご愛嬌ってことでw

今度はAデッキに上がったときに撮った一枚です。Aデッキには「東京湾納涼船」のメインとなる屋台やステージなどがあります。奥に写っている銀色の小窓みたいなところで、「東京湾納涼船」のフードチケットを購入することができます。

こちらはAデッキのデッキスナックコーナーになります。今では、「東京湾納涼船」の屋台のときのみここが開きます。すなわち、納涼船におけるフードメインコーナーとして機能しています。かつては、定期航路においてもここで屋台営業していた時代もあったそうですが、今では定期航路での屋台営業は廃止になっております。

Aデッキの後ろ側にきてみました。中央には「東京湾納涼船」のメインステージがあり、ゆかたダンサーズや、スペシャルイベントなどが開催され、多くの人でにぎわいます。このときに撮った写真は「東京湾納涼船」期間中のため、ステージに機材が置いてあったり、Aデッキの各所に臨時のテーブルなどが備え付けられておりました。

Aデッキの最後部にこのような甲板椅子席が設けられており、夜には酒をたしなむ人もいれば、日中は景色を眺めるためにここに集う人もいます。わいがさるびあ丸に乗るときは必ず行く場所でもあります。ここから眺める景色はなかなかよいものですよ。

Aデッキの甲板椅子席に座ってみました。夜は東京湾沿いの夜景が見られます。日中は島の風景や、東京湾沿岸の風景などが見られます。

Aデッキの甲板椅子席から眺めた風景です。ちょうどこのとき撮ったのが、利島に到着したときで、利島にそびえる宮塚山がきれいにみえました。

Aデッキの上には「サニーガーデン」と呼ばれるデッキがあり、ここからも景色を眺めることができます。なお、サニーガーデン後部および前部は立ち入り禁止区域ですので、間違っても立ち入り禁止区域に入らないようにしてくださいね。

こちらはサニーガーデン前部の風景です。立ち入り禁止区域の先に操舵室(ブリッジ)があります。操舵室にいる乗組員、機関室にいる乗組員などの手により、東京から伊豆諸島各地を結ぶさるびあ丸の安全運航が実現できております。

さて、今回は船旅のすすめ第一弾(その壱)ということで、東海汽船のさるびあ丸の概要や船の風景をお伝えしました。

さるびあ丸でいく伊豆七島の旅。伊豆諸島最大の島大島に行くのもよし、椿・サクユリが咲き誇る利島に行くのもよし、きれいな海・サーファーの聖地・コーガ石で有名な新島に行くのもよし、伊豆諸島の隠れた温泉地である式根島に行くのもよし、伊豆諸島を創造した神が集う島といわれる神津島に行くのもよしといった具合に、東京本土では味わえない風景が伊豆諸島で味わえます。伊豆諸島各地にお越しになる際は、ぜひさるびあ丸に乗ってよい船旅を!


弐:東海汽船さるびあ丸船室・船内設備ガイド

続いてさるびあ丸の船内・船室にスポットを当てて紹介したいと思います。

さるびあ丸 特等客室

Aデッキに4部屋設置されているさるびあ丸で一番上の等級の客室です。客室内はまるでホテルルームのようなつくりになっております。特等客室は1部屋につき定員2名ですが、1名での利用も可能です。

船室内にはベッドが2台備え付けられているほか、スリッパ、部屋の鍵、コンセント、TV・DVDプレーヤー、お茶、コップ、ポット、IHヒーター、おはようセット、椅子2脚、テーブル、ゴミ箱、クロース、浴衣、バスタオル、トイレ・シャワールームがあります。

また、特等客室の特権として専用ベランダがあり、椅子と灰皿が備え付けられております。

こちらがさるびあ丸の特等客室内の様子です。ホテルのツインルームのようなつくりとなっており、船旅も優雅なものになることでしょう。

こちらが特等のベッドです。真ん中にランプ、調光器やスイッチが備え付けられております。  ベッドのフリルカバーが高級感を醸し出しているといっても過言ではないでしょう。

ベッド横にテーブル・椅子、テレビなどが備え付けられており、ここでくつろぐこともできます。

特等客室にあるベランダです。椅子が備え付けられているほか、灰皿もあり、喫煙者にとってはわざわざ喫煙所に行かなくてもこのベランダにおいて喫煙できるのでうれしい限りでしょう。

トイレとシャワールームです。洗面台周りにおはようセットとコップ、すのこが備え付けられております。

トイレの横にシャワーが設置されております。特等客室においてはいつでもシャワーが使えます。


さるびあ丸 特一等客室

Aデッキに12部屋設置されている特等客室の次にグレードが高い客室になります。2段ベッドが対になって設置されており、1部屋につき4名定員となっております。繁忙期には相部屋になることもあります。なお、相部屋にならないときに限り、案内所において乗船券と引き換えに部屋の鍵を借りることが可能です。

船室内には2段ベッドが2台備え付けられているほか、スリッパ、コンセント、TV、お茶、コップ、ポット、IHヒーター、おはようセット(各島発の場合は備え付けなし)、椅子1脚、テーブル、ソファー、ゴミ箱、クロース、浴衣、洗面台があります。

客室内では喫煙できませんが、近くに特等・特一等客室利用者のみが利用できる喫煙コーナーがあり、そこでタバコを吸うことができます。

こちらがさるびあ丸の特一等客室内の様子です。写真には写っていませんが、手前には洗面台とクロースが備え付けられております。二段ベッドの奥にソファーやテレビなどがあります。

こちらが二段ベッドです。マットがついてますので、寝心地はそれなりに良いと思われます。 寝台内には帽子かけや小物置き場、ライトがあります。

奥には3人がけのソファーが備え付けられております。

ソファーの向かい側に椅子やテレビ、お茶セット、IHヒーターなどが備え付けられております。コンセントもありますのでモバイル機器の充電にも使えますね。


<さるびあ丸 一等客室>

主にBデッキ(一部Aデッキにもある)に設置されている個室タイプの和室形式の客室となっております。Bデッキに18部屋、Aデッキに2部屋あります。部屋により定員が異なります。なお、繁忙期は相部屋になります。

こちらがさるびあ丸の一等客室です。折りたたみ式のマット、布団、枕が備え付けられております。そのほか入り口には下駄箱、下駄箱横にコンセントと荷物棚、ハンガー、そしてコンセントも備え付けられております。


<さるびあ丸 特二等客室>

Cデッキ前側に設置されている二段ベッドタイプの客室です。さるびあ丸新造時にはこの客室は設置されていませんでしたが、後に二等和室を改造してこの客室が登場しました。この特二等客室はカーテンを閉めれば半ば個室状態となるため、結構人気の客室です。

なお、コンセントが各寝台に備え付けられており、安心してモバイル機器の充電に使えます。また客室各所に荷物棚・TVが設置されています。なお、特二等客室内に多目的トイレ(身体障害者用トイレ)が設置されています。

こちらがさるびあ丸の特二等客室です。客室内は迷路のようになっており、初見の人は自分の寝台を探すのに結構苦労するかもしれません。

特二等客室は二段ベッドになっており、奇数番号が下段、偶数番号が上段となっております。常連の中には指定して予約する方もおられるようです、各寝台に赤い毛布と枕が備え付けられています。

なお、特二等客室は下が絨毯になっているため結構かたいです。柔らかいベッドになれてる方にとっては少々きついかも。また、赤い毛布は客室外への持ち込みは禁じられています。たまに外のデッキに持っていく輩も見かけますけど、ルール違反なので船員に注意されても文句言えません


<さるびあ丸 二等和室>

一番リーズナブルに、そして横になれる客室のため、さるびあ丸で一番人気のある客室になります。全席指定席でテープで区画が分けられているのが特徴です。船内各所に荷物棚・TV・コンセントが備え付けられております。また枕がついております。場所はEデッキで船の一番下になります。

こちらがさるびあ丸の二等和室です。かつては赤い絨毯でしたが、つい最近薄い茶色ベースの絨毯に取り替えられたようです。


<さるびあ丸 二等椅子席>

さるびあ丸新造時にはなく、後に改造によって設置された二等客室になります。普段は二等和室のように横になれないことからあまり人気がありませんが、さすがに繁忙期は満席になります。なお、閑散期は複数の座席を使って横になる人もいたりします。

客室内各所にコンセント・TV・荷物棚が設置されています。場所はDデッキです。

こちらがさるびあ丸の二等椅子席です。リクライニングシートでフットレストもあります。リクライニングシートはそれなりに倒れます。またテーブルも全席に備え付けられております(一部座席はインアームテーブルになっています)。客室の前側と後側でシートモケットの色が異なっております。


<さるびあ丸 Fデッキ客室>

普段は開かずの間ですが、繁忙期に限り開かれる客室です。設備的には二等和室に準じます。二等席なし券で乗船し、かつ二等キャンセル待ちで割り当てられたときのみ入れる客室ですので、あまりお世話になることはないと思われます。

さるびあ丸のFデッキ客室内の様子です。二等和室の予備的扱いになっております。ちなみにFデッキへは、Eデッキ前側からアクセスすることができます。


<そのほか船内設備>

そのほか、さるびあ丸船内にある設備についてご紹介します。

<自動販売機>

A~Dデッキの各所には自動販売機が設置されています。アルコール・ソフトドリンク類はA~Dデッキに、お菓子類はB・Cデッキに、冷凍食品・カップヌードルはCデッキに、アメニティ・トランプ類はDデッキにて販売されております。


<レストラン>

Cデッキの後側には「レストラン さるびあ」があり、東京出港後、朝食・昼食・夕食時間帯に営業しております。定食・丼物・麺類・おつまみなどの各種お食事物、アルコール・ソフトドリンクといった各種飲料物も取り揃えております。

「東京湾納涼船」においてはレストランダイニングコーナーとして予約専用の場所として機能しております。

なお、東京発下り便に限り、レストラン営業終了~大島(三宅島)到着直前まで談話室として開放し、そのときに限り、飲み物や食べ物の持ち込み、カードゲームなどの持ち込みもできます

こちらがレストランの入り口です。  写真には写っていませんが、入り口の向かい側に券売機がありますので、食券をお買い求めの上、ご利用ください。

レストランの中の様子です。かつては禁煙席と喫煙席で席が分かれていましたが、現在ではすべて禁煙となっております。


そのほか、Cデッキに案内所、両替機、生鮮食料品などを預ける冷蔵庫、貴重品ロッカーがあり、BデッキとDデッキにコインロッカーが設置されております。またDデッキの前側にはコインシャワー(10分間200円)が設置されております。

最近では、Dデッキのコインシャワーの一部をペットルームに改造してペットも預けることができるようになったそうです。

ということで、今回は東海汽船さるびあ丸につきまして紹介させていただきました。さるびあ丸に乗る際は、ぜひこのページをチェックしていただきまして、快適な船旅を過ごしていただければこれ幸いです。

東海汽船では、2020年夏に新造船の就航を予定しており、このさるびあ丸も2020年夏を目途に引退することが予想されます。(ただし、東京五輪の兼ね合いで傭船扱いでシーズンすぎるときまで残る可能性はあり得ます)

また、さるびあ丸の東京湾納涼船としての活躍は2019年が最後となります。2019年夏のさるびあ丸東京湾納涼船の最後の姿もぜひ見てみてはいかがでしょうか?


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