【予告】2018年3月 上信電鉄にて団体貸切列車を走らせます

こんにちは。北陸の食パンです。

わいにとって激動だった2017年も残り半月ほどで終わり、新年も迎えます。

新年早々から、またいろいろと忙しくなりそうですが、来年はいろいろと計画を練って、今年以上に充実させたいと存じます。

さて、今回は、来年の春にドカンとでっかい企画をやろうと思いますので、その企画の予告編を今日は取り扱っていこうと思います。よろしくお願いします。

それでは、本題に入りましょう。わいは、来年3月に・・・

上信電鉄で団体貸切列車を走らせます

(写真は上信電鉄で走る車両のイメージです)

まず、上信電鉄ってなんぞという方のために軽く上信電鉄に関して説明しますね。

上信電鉄は、群馬県に路線を持つ地方私鉄で、高崎~下仁田間を結ぶ鉄道路線です。1897年に開業し、今年で開業120周年を迎える群馬県内では歴史ある鉄道会社であります。

「上信」の名の通り、当初は群馬県~長野県を結ぶ計画がありましたが、世界恐慌で頓挫し、長野県乗り入れの夢は果たすことなく終わってしまいました。

昭和中期を過ぎて、沿線人口の減少などのあおりをうけ、苦しい経営を強いられている上信電鉄であるが、近年、沿線の観光地の一つである富岡製糸場が世界遺産に認定されたことを受け、年々下がり気味であった乗降客数が久々に上向くこととなった。

また、だいぶ昔から苦しい経営の中でも、利用客を増やすために様々な試みが行われています。その一つが今回実施させていただく予定の団体貸切列車になります。

ここからは、ちょっと鉄道マニア的な話になりますが、ここ上信電鉄では、1980年代から現在にわたり、わが地元の西武鉄道の中古車が活躍している鉄道の一つとして、西武ファンにはたまらない場所の一つとなっています。

現在、元西武101系の500形と元西武401・701・801系の150形が上信電鉄で活躍しています。

しかし、今年に入り、JR東日本から同じ高崎周辺で活躍していた107系電車を導入(現段階では譲渡のみで、営業運転には入ってません)することとなり、近いうちに上信電鉄で最も古い200形電車と、(製造時期的に)ほぼ同世代の150形電車が置き換えられる運命にあります。

ということで、いよいよお待たせしました。団体貸切列車の予告をこれから行わせていただきます。

2018年春上信電鉄 団体貸切列車開催概要

【日時】2018年3月24日(土曜日)を予定(その日にできない可能性は薄いと思いますが、予備日は2018年3月17日<土曜日>に設定しております。)

【使用車両】元西武車両のどれか(実は決まってますが、正式募集開始まで使用車両の告知はしません)

参考までに、上信電鉄で活躍する元西武車両を軽く紹介します。

【150形】

元西武401系の150形第一編成。1992年に入線。西武鉄道で、1964年から走り始めているので、半世紀以上活躍していることになる。かつて、上信電鉄に在籍していた100形電車(元西武451系)の血を引いたスタイルとなっているのが特徴である。

過去には、マンナンライフの広告車として走っていたが、のちに一般塗装となっている。

なお、関東で見られる元西武401系は、これが唯一で、あとは三岐鉄道と近江鉄道で見ることができる。

元西武801系の150形第二編成。西武鉄道で1968年から走り始めて、のち1994年に上信電鉄に入線。1997年から群馬サファリパークの広告車となっており、現在までこの塗装を維持している。

なお、元西武801系としてはこれが最後の車両となっている。(過去に流鉄でも元西武801系は走っていたが、すでに引退済みである。)

元西武701系の150形第三編成。西武鉄道で1966年から走り始めて、のち1996年に上信電鉄に入線。過去にマンナンライフの広告車として走った実績もある。

ちなみに、関東で見られる元西武701系は現在これが唯一となってしまった。(流鉄でも走っていたがすでに引退済み。関東から少しはなれるが、伊豆箱根鉄道でも活躍していた【こちらも引退済み】。)

上信電鉄以外では、三岐鉄道で見られるだけとなっている。

【500形】

元西武101系の500形電車。西武鉄道では1979年に走りはじめ、2004~2005年にかけて2編成が上信電鉄に入線した。

一時期、第一編成については銀河鉄道999電車として走っていた時期があり、一躍有名になったが、現在ではマンナンライフの広告車(第二編成)と雪見だいふく(第一編成)の広告車として走っている。

以上、紹介した中のどれかを使います。


【費用】大人6500円±1000円を予定。(当日割り勘にて精算、参加人数により変動ありますことご承知おきください)

※費用内には、昼食代(上デキ弁当。詳しくは後述)も含まれています。

※今のところ子供料金の設定はしない予定ですが、本格募集時にいる場合は、応相談とさせていただきます。(ただし、子供の方が参加される場合、成人同伴必須とします。子供のみの参加はご遠慮ください。)

【定員】最低でも30名、多くとも50名ほどの想定で考えています。

【内容】高崎~下仁田間貸切列車1往復。高崎到着後撮影会も行います。

※元西武車両を使うということ及び主催幹事の趣味により、西武鉄分が濃い貸切列車になりますが、非鉄の方、他鉄道クラスタの参加も歓迎いたします。

詳しい内容を少しだけ申しますと・・・

  • 列車走行音録音専用区間を設けます。(区間は分かり次第発表、当該区間については、高崎方1両を専用車両にします)
  • 希望者を対象に車掌体験も行う予定です(車内放送・ドア開閉操作体験。詳しくは後日発表)
  • 上信電鉄本社内で上信電鉄グッズの販売(予定)
  • 撮影会は、西武時代の幕を再現したものをいくつか掲出するほか、種別板についても掲出する予定です。

【募集開始予定日時】1月中旬ごろを予定(目標1/13・14あたりですが、来月募集開始の告知をブログに掲載しますので、それが募集開始の合図になります。)

※参加方法に関しては募集開始時にお知らせいたします。

※ご質問などは、主催責任者の私(北陸の食パン)もしくは、副責任者の(ふーたろ君)までお願いします。(基本的には主催責任者へお尋ねください。責任者は知らないけれど、副責任者なら顔見知りだという方は副責任者のほうに尋ねていただいて構いません。)


上デキ弁当のご案内

今回の団体貸切列車で昼食として出す予定の上デキ弁当についてご紹介します。

担当者から頂いたチラシより

上デキ弁当」は、上信電鉄のデキ1型電気機関車の容器に入った弁当で、高崎~下仁田間33.7kmの沿線地域の四季の味覚を満載しています。

デキは1924年、上信電鉄の全線電化に伴いドイツのシーメンスシュッケルト社から3両を輸入。外観は真っ黒の凸型で、長さは9.18m、重さは34.5t。下仁田町産の石灰や甘楽富岡地方の繭を運ぶなど、西毛地域の産業に大きく貢献しました。また、国内最古の電気機関車として鉄道ファンの人気を集めていました。

しかし、トラック輸送が普及したため、1994年10月1日、定期貨物の営業廃止で活躍の場を失いました。

3両のうち1両(2号)は1995年、富岡市に贈呈され、現在、富岡市上黒岩のもみじ平総合公園に静態保存されています。1号と3号は、今でも現役でイベント列車の牽引や保線作業で活躍中です。毎年5月、イベント列車「ファンタジー」号が走っています。

そして、キャッチコピーとして・・・

  • 上信電鉄の名物「デキ」1号(ドイツ製)をパッケージ化しました。
  • 車内で食べる駅弁としてだけでなく、お土産としても喜ばれます。
  • パッケージをお気に入りのグッズなどの入れ物に活用できます。

とありました。

パンタグラフの部分が切れちゃいましたが、こちらが「上デキ弁当」のパッケージです。特徴的なデキの凸型車体がしっかりと再現されています。

先日、弁当リリース時に担当者といろいろとお話しさせていただきましたが、これは写真よりも実際に手にしてみたほうがいいかなあなんて思いますよ。

こちらが中身です。上段(右)と下段(左)に分かれています。

メニューはというと・・・

【上段】

  • ごぼう
  • ニンジンのすき焼き味噌煮込み
  • 玉こんにゃく
  • えだまめ
  • ホルモン揚げ(富岡名物)
  • ソーセージ(ドイツの食材の代表)
  • だし巻き卵
  • じゃがいものニョッキ・グラタン

【下段】

  • 鶏胸肉丼(しょうゆ味)
  • しば漬け

わいが食べた中で、一番よかったのは「ニンジンのすき焼き味噌煮込み」ですかね。ほかもいいんですけど、これだけは心からすごくおいしいといえる逸品でした。

ちなみに、担当者の話によると、下段の部分の肉は富岡産の豚肉を採用する予定でしたが、諸般の事情で実現に至らず、鶏胸肉で代用したそうです。

先日、知り合いの団体貸切列車のときに猛烈プッシュを受けましたが、「これは団体貸切列車の昼食にしてもいいんじゃね?」と思いまして、今回採用することと相成りました。

ちなみに、新発売1番乗りで買ったのはわいでしたw

やっぱり食べないと宣伝できないじゃないですかー。

ということで、今回の団体貸切列車参加者各位には、このお弁当がセットでつきますので、なにとぞよろしくお願いしますね。


ということで、予告編ではありますが、上信電鉄団体貸切列車のご案内をさせていただきました。

来月、募集開始の告知記事を書かせていただきますので、それまで心待ちにしていただければ幸いです。


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