こんにちは。北陸の食パンです。
先月はいろんな意味で鬼のように忙しかったので、ブログの更新も最低限になってしまいましたが、今月はもう少し増えるように努力したいと思いますです。はい。
さて、今回は忘れた頃に更新するシリーズとなった「アイモバリアルグルメツアー」第拾弐弾の記事をお送りします。内容ですけれども、枯木灘/串本周辺エリアの「めはり寿司」を食べてみたいと思います。
それでは、早速本題に入りましょう。
アイモバにおける枯木灘/串本周辺エリアのアイテムであるめはり寿司の説明文は「高菜の漬物でご飯をくるんだおにぎり。目を見張るほど大きい!!体力が少し回復します。」と書いてありました。
2013年8月に現地制覇したものの、あくまでエリア制覇ドライブが主だったため、「めはり寿司」を食べることすらできませんでした。
そして、時が経ち2017年5月に例の遠征において、ついに念願のめはり寿司にありつくことができました。
しかし、このめはり寿司についてはツイートしてませんでしたね。ということで、もし、ツイートしてたら、おそらくこういうツイートをしていただろうという文章を即興で書いてみました。
「第●●回目は枯木灘/串本周辺エリアのアイテムであるめはり寿司。熊野地域に伝わる郷土料理で、高菜の葉でおにぎりを包み込むだけという簡単なものですが、食べたときは思わず感動してしまう一品です」
たぶん、これでimas505iタグ・アイモバリアルグルメツアータグ、画像を添えればほぼ140文字になるんじゃないですかね。きっと。
いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。
さて、めはり寿司とはどんなものなのか実食してみることにしましょう。
てか、めはり寿司はアイモバやって初めて知ったなんていえない・・・
(取材したのは2017年5月です)
ときは、2017年5月のGW。
プロミのときに初めて出会ったZAKIX虎Pさんのところに遊びにいってたわいは、前日に四日市とんてきと松阪牛の取材ができて優勝気分を味わった。
そして、当日は潮岬へと向かう道中で、昼飯としてめはり寿司食べようということになった。(というか、わいが提案したんだけどねw)
(当時の動向【3日目】については、こちらも合わせてご覧ください。)
今回は、和歌山県の景観地としても有名である橋杭岩の近くにあるうどん・そば屋の「はし杭」というところにやってきました。
海沿いということもあり、当時風がそこそこ強くて暖簾とかがぐっちゃぐちゃになってますけれども、その傍らで「めはり寿司」の旗(黄緑色のやつがそれです)も立っていました。
メインは店の名前にある通りうどん・そばですが、丼ものなども提供しているようです。
ちなみに、3階建ての建物になっており、一番下が食堂、それ以外は民宿という合造仕様になっているようです。はい。
余談ですが、向かい側には道の駅もあるので、紀伊・熊野ドライブに疲れたときの休憩場所としてはうってつけのところとなるでしょう。(まだこの近辺に高速道路ができる見込みがないので)
ということで、いよいよメインディッシュのめはり寿司(左)と同時に注文したさんま寿司の登場です。
いずれも、熊野地域(三重・和歌山)に伝わる郷土料理であります。なお、めはり寿司に関しては奈良県吉野地方の郷土料理でもあるそうです。
一方のさんま寿司は、熊野地域(三重・和歌山)のほか、志摩地方、さらには奈良の山奥にある十津川村周辺の郷土料理であります。
それは、秋刀魚を開きにし、軽く塩漬けする。そして、秋刀魚が一本丸ごと入る長方形の枠の中に酢飯を入れ、その上に開きにした秋刀魚を頭を付けたままのせて押すとさんま寿司の出来上がりだそうです。いわば、押し寿司の一種ともいえるでしょう。
そのさんま寿司をさらに進化(?)させた料理があるのですが・・・
これは、次回のアイモバリアルグルメツアーで詳しく取り扱いますので、そこで説明することにしますね。
そして、めはり寿司をアップで撮ってみました。1つ150円というお手頃価格で食べることができるお財布に優しい仕様となっています。さすがに1つじゃ物足りないので2つ注文しました。
見ての通り、高菜の浅漬けの葉でくるんだ弁当用のおにぎりがめはり寿司の特徴です。
地域により、千貼り(せんばり)寿司・大葉寿司・高菜寿司・芭蕉葉(ばしょば)寿司とも呼ばれています。おそらく、高菜寿司が別名の中でも一番知られているのかもしれません。アイモバやってるときにめはり寿司ってなんだって思って調べたら、ああ高菜寿司ねってなったくらいですのでw
めはり寿司は、和歌山県の特産品として和歌山県推薦優良土産品に指定されているくらい和歌山では欠かすことのできない郷土料理です。
元来、麦飯の握り飯を高菜で巻き込んで作っていたらしいですが、現在はもっぱら白米を用い、酢飯を使うこともあるそうです。一般的には酢醤油で食べられるが、マヨネーズと醤油で食べる事もあるようです。
めはり寿司は、南紀・熊野地方の山仕事や農作業で食べる弁当としてはじまったと伝えられ、本来は酢飯ではない麦飯でソフトボール大に握ったと伝えられるおにぎりを高菜で包みこんで作るそうです。
めはり寿司という名称は、大きさやうまさから「目を張るように口を開ける」「目を見張るほどおいしい」に由来するという説、あるいは、おにぎりに目張りするよう完全に包み込むことに由来するという説もあるそうです。昔から、多忙な仕事の合間に簡便に食事を済ますために重宝された食べ物だったことでしょう。
食いかけの写真を載せるのは本来ご法度案件ではありますが、雰囲気を伝えるためにもそこはご容赦を。
高菜の葉でおにぎりを包み込むだけという簡便さにもかかわらず、野趣に富む味わいがこのめはり寿司の特徴ともいえます。
本来は、炊いたご飯を握り、塩漬けした高菜の葉で包んだだけの素朴なものなのですが、酢飯のほか、醤油味を付けることもあるそうです。またおにぎりに入れる具も、きざんだ高菜漬けの軸や、胡麻、じゃこ、鰹節などを入れたりするなどレシピは多様になっています。(今回食べためはり寿司の具は高菜漬けの軸でした)
見た目は素朴ながらも中身は時代に合わせて進化を遂げているという侮れない郷土料理ともいえるでしょうね。
今回は、アイモバリアルグルメツアーの縛りルールから、枯木灘/串本周辺エリアでめはり寿司が食べられる店を選定しましたが、現代のめはり寿司の本流(?)としては、「總本家めはりや」の「めはりずし」が老舗だそうですので、機会があれば是非とも行ってみてください。(わいも次回新宮に行く機会があれば寄りたいと思います。)
ということで、アイモバリアルグルメツアー第拾弐回目、枯木灘/串本周辺エリアのアイテムである「めはり寿司」のレポートをお伝えしました。
次回のアイモバリアルグルメツアーはお隣にある新宮エリアのアイテムを取り上げたいと思います。すぐ更新できるように記事ストックしておかなければ・・・。