こんにちは。北陸の食パンです。
最近、寒かったり暑かったりと寒暖差が激しいですが、読者の皆様方には体調管理をしっかりして、日々を過ごしていただくことを切望しております。
さて、今回は「アイモバリアルグルメツアー」第参拾弾の記事をお送りします。内容ですけれども、箱根エリアの「黒い温泉卵」を買って、家で食べてみたいと思います。
しかし、まあ三十回目ではありますが、相変わらずペースが鈍いですね。正直なところ。(ちょくちょく書く気力が起きないせいもあるんですけど)
それでも、まだまだ取材してる案件が溜まってるので、今後少しでも溜まってる案件を消化していきたいと思いますよ。
それでは、早速本題に入りましょう。
アイモバにおける箱根エリアの黒い温泉卵の説明文は「1個食べると寿命が7年延びるといわれている温泉卵。体力が少し回復します。」と書いてありました。
今回、黒い温泉卵を求めに大涌谷へと向かいますが・・・。
重要な事項がありますので、あらかじめここで記載いたします。
大涌谷は、2015年春の火山活動の影響により火山ガスが現在に至るまで発生しています。
2016年7月26日より現在にかけては、活動期のピークを過ぎているものの、依然として火山ガスが発生しているため・・・。
- ぜん息
- 気管支疾患気管支疾患
- 呼吸器疾患
- 心臓疾患
- 心臓ペースメーカーを装着している
- その他、体調不良である
方については、大涌谷園地への観光をしないよう神奈川県や箱根町では注意を呼びかけています。また、風向きや火山ガスの発生状況によっては大涌谷園地に立ち入れない場合もあります。
また、大涌谷園地へは、公共交通機関(ロープーウェイ・バス)でアクセスするか、車でアクセスするかの二択になります。大涌谷園地については、現在9:00~16:00の間のみ立ち入ることができる形となっており、それ以外の時間は立ち入れないのでご注意ください。自家用車で早く来ても待たされます。
特に繁忙期は車で行くと大渋滞に巻き込まれるので、その点は注意しましょう。
さて、今回のお目当てともいえる黒い温泉卵が売っている大涌谷は、箱根火山の火山性地すべりによる崩壊地形であり、地熱地帯で活発な噴気地帯でもあります。
かつては地獄谷と呼ばれた噴煙地は、大涌谷においての名所の一つでもあり、荒涼とした大地には白煙が立ち込め、現在も火山活動の迫力を感じられるスポットです。(ただし、2016年9月以降現在まで火山活動の影響で立ち入りが禁止されています。)
また、今から千百年余り昔、弘法大師が諸国遍歴の旅の途中、この地に立ち寄り、噴煙と熱泥のたぎる荒涼とした風景を見て、さながら地獄の様相と心を痛め、一体の地蔵菩薩を刻んで、地獄の責苦にあえぐ人々の救済を祈願したのが始まりといわれる延命地蔵も大涌谷名所となっています。
この延命地蔵の存在から、黒い温泉卵を食べると寿命が延びると言われるようになったそうです。
しかし、この黒い温泉卵についてはツイートしてませんでしたね。ということで、もし、ツイートしてたら、おそらくこういうツイートをしていただろうという文章を即興で書いてみました。
「第●●回目は箱根エリアの黒い温泉卵。大涌谷の地熱と火山ガスの化学反応を利用した黒い温泉卵は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分が付着します。それに、硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるそうです。」
たぶん、これでimas505iタグ・アイモバリアルグルメツアータグ、画像を添えればほぼ140文字になるんじゃないですかね。きっと。(今回は旧基準でめいいっぱいだと思います。)
いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。
それでは、早速本題に入りましょう。
(取材したのは2017年5月です)
わいの妹の旦那の車を間借りしていた頃、ちょうど休日に車を使えるチャンスが巡ってきたので、特に目的地も決めずに適当にドライブすることにしました。
家を出て、河口湖・富士方面を経由して、沼津に至り、夜の2時過ぎに沼津港の駐車場に車を止めて車中で一泊した後、沼津で朝飯を食しました。
その後、箱根方面に車を走らせ芦ノ湖を経由して大涌谷へ向かいました。
大涌谷園地に向かうに当たり、駐車場待ちの渋滞にはまって30分かかり、ようやく現地に到着しました。なかなかいい天気であります。
大涌谷園地は、前述の通り火山ガスの影響で、駐車場近辺のみ散策することができ、その他の場所への立ち入りは禁止されています。
ここは、大涌谷温泉の源泉地となっており、ここから箱根各地に温泉水が供給されているといういわば箱根の温泉の中心核といっても過言ではない場所です。当然ながら立ち入れないので、遠くから眺めるか、ロープーウェイに乗って眺めるかになりますが・・・。
写真の中央付近に塔みたいなものが建ってますが、それが温泉造成塔で、仙石原イタリ湿原地帯の温泉用水をここまで送って、大涌谷の蒸気を利用して温泉を造成しております。
そして、黒い温泉卵を購入することができる「大涌谷くろたまご館」です。(くろたまご館の近くにある極楽茶屋でも購入できます)
くろたまご専用のカウンターが外にあるので、そこで黒い温泉卵を買うことができます。
黒い温泉卵は、大涌谷散策コースを歩いて15分ほどで辿り着く大涌谷名物「黒たまご」の売店玉子茶屋において作られておりますが、2016年9月以降売店玉子茶屋への一般の立ち入りが禁止されており、玉子茶屋へたどり着くことができません。
玉子茶屋では、「黒たまご」を作っている様子も見られるそうですが、立入禁止解除されるまではその様子を見るのもおあずけという形になります・・・。
今ではもっと早く訪れればよかったと後悔してますね。箱根にはそこそこ行きますが、だいたい芦ノ湖や湯本近辺が多いので、なかなか大涌谷まで足を運ぶことがないものでですね・・・。
そして黒たまごを買って帰りました。本来なら大涌谷現地でいくらか食べるつもりだったんですけど、諸般の都合で家に持って帰る形となりました・・・。
このパッケージは、3代目だそうです。中には旅の思い出に、このパッケージをスクラップしている方も多いらしいとか。
パッケージの裏面です。右側には
これはうまい! 黒玉子は栄養満点! 「食べると長生きできる」という言い伝えも・・・
という宣伝文句があります。
この宣伝文句は、先に述べた通り、平安時代に弘法大師によって作られたといわれている延命・子育ての「延命地蔵尊」というお地蔵様が由来となっています。
1個食べると寿命が7年延びるといわれている由来は、7という数字が七福神など縁起の良い数字として使われるため、いつの間にか根付いたと言われています。
左側にはなるべく早くお召し上がりくださいという文言がありますが・・・。
結局家まで持って帰ってしまったというオチでして・・・。もし、できるならばできたてホヤホヤのものを食べるのが良さそうです。
ちなみに、黒い温泉卵ができるのは、地熱と火山ガスの化学反応を利用し、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着するそうです。これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるのだそう。なお、時間とともに褪色するらしいですが、それは自然現象なのでお気になさらず・・・。
黒い温泉卵が完成するまでのプロセスを詳しく書くと・・・
- まずは約80度の温泉池で60分ほどじっくりと玉子を茹でる。
- 生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着し、これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがる。
- この黒くなった卵を蒸し釜に移動し、約100度の蒸気で15分ほど蒸せば出来上がり。
なんだそうです。はい。
では、実際に黒い温泉卵こと黒たまごを見ていきましょう。
ちょっと時間が経ってますので、少し殻が褪色してますが卵の殻が黒いことはおわかりいただけるかと思います。
5個入りセットで500円。食塩もついてます。なお、バラ売りはしていませんのでご注意ください。
大涌谷で買ったその場で一人で食べる場合は多いかもしれません。大食いの方は食べられないことはないかもしれませんが、いかんせんできたては熱いのでむせたり、胸焼けを起こしたりしないように注意してください。
できるものなら、複数人で大涌谷を訪れてシェアすることを強くおすすめします。
それでは、実食してみます。本来食べかけの写真を載せることはあまり好ましくないのですが、実際どんなものかを感じていただくためにあえて載せましたのでご容赦ください。
温泉卵というと、卵黄よりも卵白が柔らかい状態の卵を思い浮かべそうですが、この黒い温泉卵に関しては、見た目的には、普通のゆで卵とほぼほぼ変わりはありません。けれども、一口食べると温泉地独特の硫黄の匂いが感じられます。(家に持ち帰ったときは当然冷めてますが、それでも匂いはしました)
また、普通のゆで卵と違い、大涌谷の黒たまごは、うまみ成分が20%ほど高いという分析結果が出ているようです。確かに実食した際、普通のゆで卵に比べて美味しく感じました。
今度現地に訪れた際は、その場で食べようと思います。これがわいのリベンジ案件です。
ということで、アイモバリアルグルメツアー第参拾回目、箱根エリアの「黒い温泉卵」のレポートをお伝えしました。
大涌谷でしか手に入らない黒い温泉卵は希少価値が高い逸品です。箱根に観光でいらした際は、ついでに大涌谷に寄って黒い温泉卵を食べてみてはいかがでしょうか?
さて、次回のアイモバリアルグルメツアーは山を降りてお隣の小田原エリアのアイテムを取り上げたいと思います。
あまり過度な期待はなさらずにお待ちくださいね。