こんにちは。北陸の食パンです。
もう日が昇るのが遅くなり、日が沈むのが早くなってきましたね。まあ、2021年もあと1ヶ月半で終わりですね。これから師走に向けて色々忙しくなりそうです。
そういえば、実質2年ぶりの参加となるC99に当たってたようですので、主宰から召集命令がきました。ただ、今の世情を鑑みると、これまで通りというわけにはいかない要素が多く、色々と策を練らないといけなさそうです。
それはさておき、今回は「アイモバリアルグルメツアー」第伍拾弐弾の記事をお送りします。内容ですけれども、灘区エリアの「六甲の名水」を飲むために現地に行ってきました。
それでは、早速本題に入りましょう。
アイモバにおける灘区エリアの六甲の名水の説明文は「「世界一」と謳われた六甲の名水。冷たく清らかな水は疲れを癒してくれます。体力が少し回復します。」と書いてありました。
神戸といえば、近代以降に開港して、港町として栄えてきました。それゆえ、開港以降外国人も多く入ってきたため、外国人居留地などといったハイカラなイメージを持っていたり、あるいは六甲アイランドやポートアイランドなどといった巨大な埋立地があるというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
あとは、冬場の神戸の風物詩となった神戸ルミナリエもありますね。あとは、横浜と同様に元町というところがあって、そこに中華街もあったりとか。京阪神の中でもなんとなく大阪や京都と違う華やかさがあると感じる人も多いのではないでしょうか。
神戸というと海(瀬戸内海)というイメージが強いと思います。なんとなく東の港町横浜と西の港町神戸で似たようなところがあったりしますね。ですが、神戸の街並みの北側にはきちんと山もあります。それも、関西では有名な山の一つに数えられる六甲山(六甲山地)という山があるわけです。
六甲山は、関西地方におけるハイキングコースとしても知られ、多数のハイキングコースが設定され、多くのハイカーが訪れるほか、近代以降六甲山周辺の開発が行われ、様々な観光施設もでき、車でもアクセスすることが可能な山になっています。また、六甲山から見た神戸の夜景も全国的に有名であります。
ちなみに、六甲山の開発で削った土砂を海に埋め立てて、六甲アイランドやポートアイランドなどといった埋立地ができたわけです。
さて、六甲山には隠れた名物があります。それは、六甲山の天然水です。まあ、名水マニアの立場で語るのであれば、まあ普通に知られていて常識といったところではありますけども、一般の方でも「六甲山の名水」というフレーズを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
ここで、閑話休題であるが、六甲山の水が全国的に有名になった契機の一つとしては、かつてハウス食品から「六甲のおいしい水」(現在は、「アサヒ おいしい水 天然水 六甲」に変わっている)というミネラルウォーターの先駆け的な商品が出ており、CMもよくやっていたので、おそらく20代後半以降の年代であれば、よっぽどのことがない限りほとんどの人が知っているのではないかと思います。
余談ではあるが、「アサヒ おいしい水 天然水 六甲」に変わってから、西日本地域限定発売となってしまったため、東日本地域では、東海・北陸地域を除いた地域で入手することは不可能になってしまったそうです。
んで、話を戻しまして六甲山の水がなぜ名水と呼ばれたのか、話したいと思います。六甲山は花崗岩が主体の山塊であり、山に降った雨が長い年月をかけて浸透し、濾過された水が伏流水として地下を流れる多くの地下水脈が存在しています。その地下水が六甲山の天然水になるわけです。
ちなみに、六甲山の天然水について・・・
- 「コウベウォーター」(KOBE WATER)
- 宮水
の2種類に分かれています。
前者は、神戸の観光地の一つとしても知られている布引渓流周辺の湧水を採水したもの、後者は西宮市から湧出する六甲山の水を指しています。
前者は市街地などにある有料の採水所で直接入手でき、後者は主に日本酒造りに用いられています。後者に関しては、日本一の酒造業地帯である灘五郷の酒造りには欠かせない名水であり、各酒造会社に独自の井戸があるそうです。
そういえば、この六甲の名水についてはツイートしてませんでしたね。ということで、もし、ツイートしてたら、おそらくこういうツイートをしていただろうという文章を即興で書いてみました。
「第●●回目は灘区エリアの六甲の名水。古くから酒造りに使われているほか、明治時代以降日本の大きな港として栄えた神戸の名水は世界の船舶関係者から称賛され、「コウベウォーター」(KOBE WATER)の名でも知られている日本屈指の名水です。」
たぶん、これでimas505iタグ・アイモバリアルグルメツアータグ、画像を添えれば140文字以内になるんじゃないですかね。きっと。(旧Twitter基準だと文章だけで117文字が限界ですので・・・。それにハッシュタグと画像のURLの文字数を加算して140文字って感じです)
いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。
(取材したのは2020年10月です)
関西方面のアイモバリアルグルメツアー取材旅2日目。昼飯に食べ歩きをこなしつつ、後半戦へと突入し、腹一杯になりながらも、効率よく動くために交通機関を駆使しながら、案件を回収することに集中することにした。
さて、今回はJR神戸線六甲道駅から徒歩数分のところにある「六甲宮ウォーター」と呼ばれる場所にやってきました。六甲タワーパーキングという立体駐車場の傍にあります。
この水場で採水できる水は灘区内にあるということで、前述の六甲山の水のうちの「宮水」に該当すると考えられます。(推測の域を脱することはできないものの「六甲宮ウォーター」と書いてありますので、おそらくそうなんだと思っておきます)
もし、「宮水」だとすれば、おそらく唯一の一般で採水できる場所であると考えられます。(前述の通り、「宮水」の大半は酒造りに使われていますので)
灘区で六甲山の水なんて手に入るのかなって、最初は半信半疑に思ってたんですけれども、調べてみると意外とあるもんなんだなあと感じました。
実際に調べてみると、知る人ぞ知る美味しい水の水汲み場だそうで、地元の方も多くいらしているそうです。関東からわざわざここを訪れに行く変わり者はおそらくわいくらいではないでしょうかw
水汲み場の横に掲示板があり、そこには利用方法の案内と水質検査の成績書のコピーがあります。当然ですが、飲み水(もしくは食品関係の業務用途で使用する水)として供用するためには、必ず水質検査で基準をクリアする必要があります。
複写ではありますけれども、きちんと水質検査をクリアしてますよという証明のために左側に水質検査の成績書が掲出されているわけです。温泉にも成分などの表示が必ずされてますよね。そういうようなイメージです。
右側には利用方法の案内があり。。。
- 水を大切にする
- 通行の妨げをしない
- マナー・常識を守る
- 募金に協力する
とあります。普通の人ならどれも守れる内容ですね。
この「六甲宮ウォーター」は、一応無料で水を汲めますが、やはり維持費等もバカにならないようで、7〜8年前ごろより、利用者に募金をお願いしているようです。まあ、普通に考えれば水も資源ですし、タダじゃありませんからね。
かなり前は、本当に無料だったようですが、やはり不動産収入だけでは厳しいのか、あとはマナーの悪化(業務用で大量の水を汲んで持ち帰るなど)が多発したためでしょうか、そのあたりは当初より厳しくなっているようです。
水汲み場の傍には別の注意事項の張り紙と、「六甲宮ウォーター」が利用できる日のカレンダーが掲出されています。
注意事項には・・・
- 衛生面の維持に協力を
- 生水の飲用はご遠慮ください。(台所用水として使用を推奨。保健所の指示によるもの)
- 水汲みは1度につき100L(20L×5)まで。それ以上はお断り
- 一回の利用で蛇口を開けるのは1箇所だけ。(2箇所以上開けるのは禁止)
- 車で来られる場合、道路交通法に遵守すること
ざっくりではありますが、こんな感じです。
そして、水汲み場の稼働時間は10:00〜17:30(取材当時)の間かつ、基本的に平日しか汲みにいけません。なお、都合により汲めない場合もあるようです。
汲めるかどうかは現地に行ってみないことにはわかりません。特にSNSやHPで周知されているわけではないですので、ある意味運が試されます。
ちなみに、昔は夜間も汲めたようですが、マナーの悪化等の影響により、管理しやすい日中かつ平日中心のみ汲めるようにしたみたいです。
なお、取材当時現地で汲んだ水を試しに飲んでみましたが、特に問題はなかったことを報告しておきます。ただし、前述の通り保健所の指示により台所用水として使うことが推奨されているため、飲用に関しては自己責任でお願いします。(わいも自己責任で飲んだので)
また、熱処理等はされてませんので、気になる方は念のため一度煮沸した方が良いかと思われます。
水場の上の方に募金箱と注意書きが貼られています。募金箱には10円以上の募金を先にお願いしますと書かれており、10円以上であれば特に金額に制限はありません。そこらへんは利用者の良心に任されているようです。
この募金については、水質検査数十万円、ポンプ電気代数万円の維持費としての目的(写真右側の見えない張り紙にそんな感じのことが書かれていました【googleストリートビュー調べ】。なお、取材後に撤去された模様。)で設置されているようです。もともとパーキングの管理主さんによる善意で設置されてますので、そこは善意においていくらか募金した上で利用しましょう。それがマナーたるものだと思います。
ただし、過去に心ない者が大量の水を盗んだことがあったようで、一時期は水を完全に止めてしまったことがあるようです。その休止期間を経てから、台所用水としての使用推奨という形になったようです。
ちなみにわいは、2Lペットボトル1本と500mlペットボトル1本+αで100円募金しました。ちょっと安かったかなって感じはしますが、何も募金しないよりはだいぶマシですしね。
残暑の残る中訪れましたが、善意とはいえ貴重な六甲山の水かつ宮水が一般に汲むことができるスポットがあるなんて思いもしませんでした。また機会があれば、今度はもう少し募金して水を汲みたいと思います。管理人さんの善意に感謝しながら、現地をあとにしましたとさ。
ということで、アイモバリアルグルメツアー第伍拾弐回目、灘区エリアの「六甲の名水」のレポートをお伝えしました。
神戸市で用いられる水道水の一部には六甲山を水源とする布引五本松ダムや住吉川の水が使用されているようですが、ブレンドされた水であり、大半は淀川からの水を使用しているようです。なんか勿体無いなあとおもっちゃうのですが、百万人以上が住んでいる神戸の街ですから、全てを六甲山を水源とする水を使用するっていうのは不可能という証なのかもしれません。
今回は六甲山の水の中でも、「宮水」を取り上げましたが、もう一つの「コウベウォーター」は、三宮駅近くで汲むことができます。(24時間営業)また、ペットボトル詰めの水としても購入が可能なようです。
さて、次回のアイモバリアルグルメツアーは、お隣の東灘/六甲アイランドエリアのアイテムを取り上げたいと思います。
あまり過度な期待はなさらずにお待ちくださいね。