話題のMisskeyという分散型SNSを触ってみた感想は・・・?

関してこんにちは。北陸の食パンです。

えー、すみません。2023年に入ってからも多忙な状況は変わらず、なかなかブログ書くことに時間を割くこともできず・・・。気がついたら、3月終わり間近(?)まできてしまいました。

昨年までなら1月中に1記事は絶対書いてたのですが、それがままならずということで本当に申し訳ございません。

さて、今回は先日ちょっと話題になった「Misskey(ミスキー)」の紹介記事と感想を書きつつ、それを兼ねまして今後のわいのSNS周りの立ち回りを変更させていただくこととなりましたので、それも周知させていただきます。

それでは、よろしくお願いします。

前説:Misskeyって何?

Misskey(ミスキー)は、日本発の分散型ミニブログ用のオープンソースソフトウェア(以下、OSS)であり、syuilo氏をはじめとしたコントリビューターによる開発が行われています。(ちなみに、TwitterやFacebookに関しては中央集権型のSNSです)

2014年から開発されておりもう少しで開発開始から10年を迎える意外と長い歴史があるソフトウェアです。恥ずかしながら、先月わいの某知人に教えられるまでは存在すら把握しておりませんでしたorz

とりあえず、さわりということでMisskeyの主な特徴をいくつか紹介させていただきます。

  1. 利用者の投稿は「ノート」と呼ばれます。Twitterにおける「ツイート」と同じようなものと捉えて差し支えありません。(ただし、Twitterは1ツイートの上限文字数が140文字までなのに対して、Misskeyは1ノートに対しなんと基本的に3000文字まで(例外あり)入力可能です。つまり、Twitterの20倍以上の文字数が入力できるというわけです。
  2. MisskeyはOSSであるため、自由にサーバーを建てることができるため管理者の異なるサーバーが多数存在します。そのため、利用者はすでにあるサーバーの中から好きなサーバーを選ぶ、あるいは自身でサーバーを開設することができます。
  3. 2018年からActivityPubという通信プロトコルに対応したため、異なるサーバー間でのやり取りが可能です。また、ActivityPubに対応したソフトウェアであればMisskeyに限らず、異なるソフトウェア間でもそれが可能です。このように、異なるサーバーにおいてユーザーがアカウントを作成し、異なるサーバーに属するアカウント同士が通信する仕組みをFediverseといいます。故に、中央集権型SNSと異なり、分散型SNSではソフトウェアやサーバーごとに独自の機能やルールを追加することも可能です。
  4. Misskeyでアカウントを作成する際に設定したアカウントのユーザー名(Twitterでいう@の後)は一度設定すると変更ができません。ただし、スクリーンネームについてはTwitterと同様に後から変更することが可能です。また、前述の仕組みがあるため、異なるサーバーであればユーザー名が重複していてもアカウントを取得することが可能です。ActivityPubでは一般に @ユーザー名@サーバー名 という形式でアカウントを識別します。
  5. サーバーやソフトウェアによってルールや機能が異なるため、登録する際に必要な項目や利用規約も異なります。特に規約が無くユーザー名のみで登録可能なサーバーもあれば、比較的制約の多い利用規約や登録時にメールアドレスによる認証が必須なサーバーもあります。ですから、自身の好みにあったサーバーを選び利用しましょう。また、サーバーによっては自由に登録が可能なところもあれば、招待制を導入しているところ、そもそも新規登録が不可なところもあり、招待制のサーバーに入るためには招待コードが必要です。
  6. Misskeyをはじめとする各アプリケーションは、それぞれが定めているライセンスや利用ルールさえ守れば、基本的に誰でも運用できるのが特徴です。運用者はサーバーごとに独自のルールを設けたり、アプリケーションのライセンスによっては機能の修正や改変などを自由に行うこともできます。また、広告収入がない場合など、運営形態によっては電気通信事業者として届出を行わなくてもよいと判断することもできます。

こんな感じでしょうかね。

壱:Misskeyの主な機能を解説!

ここからはMisskeyの機能をより解説します。とは言っても、Misskeyにはたくさんの機能が備わっておりまだ使いこなせていない機能もあるので、主要な機能だけをかいつまんで解説していきます。

タイムライン

Misskeyには4種類のタイムラインがあり、それぞれ表示条件が異なります。

  • ホーム(HTL):サーバー内外を問わず自分がフォローしているユーザーのノートを表示。
  • ローカル(LTL):フォローの有無を問わず自分と同じサーバー内にいるユーザーのノートを表示
  • ソーシャル(STL):上述のホームとローカルを1つのタイムラインに合わせたものを表示
  • グローバル(GTL):サーバー内外を問わずそのサーバーが受信したノートを表示

というように分かれています。ユーザーは見たいタイムラインを必要に応じて選ぶことができるわけです。

タイムラインのサンプル(グローバル)です。(PCブラウザで見たもの)

基本的なUIはモバイルもPCもさほど変わりありませんが、ウィジェットに関してはPCだと展開状態、モバイルだと非展開状態になります。

ノート

Misskeyでは投稿する行為や、その投稿自体のことを「ノート」と呼びます。ノートには文章だけでなく、ファイルやアンケートを追加することもできます。呼び方に違いはありますが、Twitterでいう「ツイート」と同じものと考えて差し支えないです。

また、ノートごとに公開範囲を指定することができ、それにより閲覧が可能な範囲を限定することができます。

比較として、Twitterでは・・・

  • 全体に公開
  • Twitterサークルに公開
  • コミュニティに公開

の3つがありますが、Misskeyでは下記の4つの公開範囲により、ノートの公開範囲をより細かく制御することが可能です。

パブリック

公開範囲としては最もオープンなもので、フォローの有無はもちろん、アカウントを所持していない未ログイン状態でも、アカウントやノートごとのページを開くことでノートの内容を閲覧できます。

※補足として、Misskeyでは、一般的なSNSと同様にアカウントやノートごとに固有のURLが発行されるため、アカウントの作成が無くても投稿が閲覧できるようになっています。

ホーム

こちらもフォローやログイン状態にかかわらず閲覧できます。

パブリックとの違いは、フォロワーのHTLやSTLにのみ表示される点です。そのため、オープンに公開されたノートではあるものの、LTLやGTLに表示されないことや、他のサーバーへのノートの配信をある程度抑えることもできます。

フォロワー

フォロワーのHTLやSTLにのみ表示される点はホームと同じですが、オープンに公開されたノートではない点に加え、自分以外のユーザーがリノートできない点がホームとの主な違いです。そのため、ログイン済みかつそのユーザーのフォロワーでない限り、アカウントやノートごとのページを開いてもノートの内容は閲覧はできません。

また、詳細は後述しますが、Misskeyではノートごとの公開範囲とは別に、アカウントのフォローを承認制にするかどうかを設定することができます。そのため、Twitterの鍵垢でツイートする挙動と混同されがちですが、フォローを承認制に設定しない限り意図せぬユーザーがフォロワーのみのノートを閲覧できてしまうため注意が必要です。

ダイレクト

ダイレクトの場合は公開範囲に加えて、閲覧できるユーザーを指定する必要があります。複数のユーザーを同時に指定することができ、指定したユーザーはHTLのほかに、通知からも内容を確認することができます。リノートはできません。

TwitterのDM機能とほぼ同じですが、他のノートと同様にHTLで確認できることや、アンケートやファイルといった通常のノートと同じ機能が使えることなどから、公開範囲をユーザー単位で指定できるノートと捉えるほうが自然です。

ただし、送受信されたサーバーの管理者であれば閲覧が可能である点や、悪意のある改造が施されたサーバーが存在する可能性には注意が必要です。これはMisskeyに限らずありとあらゆるWebサービスにも言えますが、公開されたくない情報を送信する際には、信頼度の高いサービスや、よりセキュリティの高い手段を利用してください。

ローカルのみ

上記4つの公開範囲とは別に同じサーバー内でしか閲覧できないようにする属性を追加することができます。それ以外の公開範囲の仕様は基本的に上記と同様なため、公開範囲によっては直接ユーザーやノートのページを開くことで誰でも閲覧可能です。

ノート画面のサンプルです。

公開範囲の指定の他、画像添付・アンケート・ハッシュタグ・メンションなどのメニューが下部にズラリと並んでいます。

ノートの下にある顔のマークは絵文字用のマークです。

こちらが公開範囲の設定メニューです。必要に応じて変えましょう。通常はパブリックが指定されていますので、その他にする場合は都度変更する必要があります。


以下、ノートに深く関わる機能をご紹介します。

メンション

Misskeyでは @ユーザー名@サーバー名 という形式でメンションすることができます。ただし、同一サーバーのユーザーに対しては後半のサーバー名部分を省略できます。

メンションされた側には通知が来るようになっています。同一サーバー内はもちろん、サーバー間を超えたやりとりが可能なのが特徴です。

リノート

また、公開範囲の説明中に何回か出てきましたが、ノートにはTwitterのリツイートに相当する「リノート」という機能があります。RNと略されることもあります。

他人や自分のノートをリノートすることで特定のノートを他のユーザーへ共有、拡散することができます。ただし、公開範囲によってはリノートが不可能であったり、リノートが流れるタイムラインにも違いがあります。

引用

Misskeyには、リプライやリノートの他に、引用機能があります。他人や自分のノートに紐付ける形で、言及を付け加えることが可能です。

引用時にもノートと同様の機能を利用することができます。引用された側は通知によってそれを知ることができ、またノート個別ページでも引用された内容がツリー形式で表示されます。

これらは、Twitterをやったことがあれば、だいたいわかる内容かと思いますので、図解は省略させていただきます。

フォローについて

デフォルトの設定では全てのユーザーからのフォローを受け入れるようになっていますが、これを承認制に設定することで望まないアカウントからのフォローを防ぐことが可能です。

Twitterの鍵垢に相当する状態にするためには、フォローを承認制にした上でノートの公開範囲をフォロワーに設定する必要があります。

ただし、先ほども説明したとおり、公開範囲の設定はノートごとに設定されています。まった、アカウントのフォローを承認制にするかどうかの設定は別です。たとえ、フォローを承認制にしても、過去のノートの公開範囲は変更されません。あくまで、フォローを許可するか否かを決めるための機能と考えてください。

つまり、フォローを承認制にしても、投稿自体を初めから秘匿にすることはできませんので、秘匿にしたい場合は前述のノートにおける「フォロワー」に投稿設定する必要があります。

また、フォローを承認制にしたとしても、その前にグローバルやローカルで投稿したものを秘匿にすることはできないので、ご注意ください。

このように、設定>プライバシーからフォロー承認制にするか否かを選ぶことができます。また、フォローしているユーザーからフォロバされた時にフォロリクを自動承認するか否かを設定することもできます。

リアクション

Misskeyでは1つのノートに対して1つの絵文字をリアクションとして付与することができます。Unicodeに準拠した絵文字、または管理者/モデレーターが追加したカスタム絵文字を使って反応することができるのが特徴です。つまり、感情表現が豊かな反応を送ることができるよということです。

絵文字を用いたリアクション機能はDiscordやSlackなどでなじみのある機能かと思いますが、メッセージアプリではなくSNSで絵文字リアクションができるのはMisskeyの大きな特徴のうちの1つといえます。

登録者数が最大のMisskeyサーバーであるMisskey.ioにて2023年2月に突如として話題になった「レターパックは現金で送れ」や「与謝野晶子」・「偉業」などのミームはこのカスタム絵文字と絵文字リアクションの2つの機能によるものでしょう。

投稿されたノートがMisskeyや絵文字リアクションに対応したサーバーからの場合、その絵文字がノート作成者に通知され、他のユーザーにもノートと一緒に表示されます。(一例は以下の画像参照)

リアクションの一例です。投稿日時の下に並んでいる「うまそう」や「やさいせいかつ」などがいわゆるリアクションです。

スマホでよく使う絵文字が使える他、前述のカスタム絵文字を使ってリアクションすることができます。もちろん、ノート本文に絵文字・カスタム絵文字を用いることも可能です。

絵文字およびカスタム絵文字はリストから選ぶ以外にも検索でも出せる他、履歴から出すことも可能です。

あとは、自分や他の方がどんな投稿にどんなリアクションをしたかというのも見ることができます。

なお、カスタム絵文字の追加に関しては、サーバーごとに運用が異なります。

その他メニュー

Misskeyには、そのほかに以下のメニューがあります

  • お気に入り(Twitterでいうブックマークに相当)
  • リスト(Twitterのリスト機能に相当)
  • クリップ(Twitterでいう投稿まとめに相当)
  • ギャラリー(画像のみの投稿のまとめ機能。Twitterに相当機能なし)
  • チャンネル(特定テーマの投稿機能。Twitterでいうコミュニティに相当)
  • アンテナ(キーワード検索のリスト機能。Twitter公式ではないが、Tweetdeckの検索がそれに相当する)

があり、フレキシブルにまとめなどができるのもMisskeyの特徴であります。

弐:他の特徴的な機能等

その他の特徴的な機能等を紹介します。

藍(あい)

Misskeyの看板娘だそうです。同名のBotが存在し、挨拶を返す、迷路を生成する、数当てやリバーシの対戦相手になる等の機能があります。その他ある特定のフレーズに反応を返すこともできます。

ちなみに、猫耳が生えているが、尻尾は生えていないそうです。

参考までに、看板娘をもっと知りたい方は以下もご覧になってください。

藍ちゃんのサイト→藍.moe

藍ちゃんの機能など→説明書

※正確には、藍についてはMisskeyの機能の一つというよりかは、Misskeyに対応した外部アプリというイメージですね。

CW

CWとは、「閲覧注意(Content Warning)」という意味です。

一般的なマナー(ただし、サーバーの利用規約などに大きく左右されることもあることを付け加えておく)として、

  • 性的だったりグロテスクな投稿(R-18)
  • ネタバレ
  • 長い内容(これに関しては、文字列が一定よりも長い場合でも、自動的に折りたたまれるようになっている
  • 大きなMFMアート

などには、「内容を隠す」で閲覧注意を付けるようにしましょう。

文言は自由に設定することができます。ただ、結局のところ文言にエログロとか含まれてたら結局意味無いのでそこは各自気をつける必要があります。

ノート画面の下に並んでいる左から3番目のアイコンを選ぶと注釈が出て、文言を設定することができます。

NSFW

また、公共の場で堂々と開けない画像には、閲覧注意(NSFW。Not Safe For Workの略)を付けるようにしましょう。画像に閲覧注意を付けると、タップ/クリックするまでは画像にモザイクがかかるようになります。

いわゆる、Twitterでいう「画像をセンシティブなものとして設定する」という扱いと同等です。

Misskeyには機械学習を用いて自動でセンシティブな画像をNSFWに設定する機能があり、サーバー管理者は機能の有効/無効を選べるほか、検出感度や動画に対する解析を有効にすることもできます。

ドライブの画像をクリックするとメニューが出てきます。上から2番目の「閲覧注意にする」とクリックすると・・・

このように「閲覧注意」のリボンがつきます。

解除する場合は、もう一度メニューから「閲覧注意を解除する」とクリックすると戻ります

「閲覧注意」設定した投稿はタイムライン上でぼかして表示されます。画像をクリックすると通常の状態で見ることができます。

ドライブ

ユーザーの投稿したファイルを管理する機能で、投稿に添付したりアカウントのアイコンに設定したりしたファイルはドライブに追加されます。ファイルを直接ドライブにアップロードすることも可能です。

Googleドライブなどと同様にフォルダーを作って分けることもできます。
ある程度の容量であれば、Gigafile便を使わなくとも、このドライブ機能を使って直接特定のユーザーにダイレクト投稿で添付する形でファイルなどを送ることができます。

また、同じ画像を再投稿する場合でもドライブにすでに存在する画像ならアップロードしなくていいわけです。

注意すべき点として、ドライブからファイルを削除すると、そのファイルが添付された すべてのコンテンツ(ノート、ページなど) も同時に削除されます。

ドライブの例です。アップロードした画像や動画などのファイルはここに収納され、フォルダを使って整理することができます。他にも名前変更やキャプションをつけたりすることなどが可能です。

ウィジェット

画面の右側などに表示されるウィジェットは、自分好みに自由にカスタマイズすることができます。主なウィジェットとして・・・

  • 時間(デジタル及びアナログ)
  • カレンダー
  • RSSリーダー
  • 付箋(メモ)

などがあります。いろいろ探してみてバッチバチにカスタマイズしても良いでしょう。

タイムラインと同じ画像を用いますが、画像右側に並んでいるものが、ウィジェットになります。

まだ、そのあたりをカスタマイズしてないのでおいおいやってみようかと思います。

アンケート

ノートにアンケートを添付できます。選択肢を2〜10個設定し、ユーザーが1つ以上の項目に投票可能で、アンケートの期限も自由に設定できるのが特徴です。

Twitterのアンケート機能よりも選択肢が多く増やせる他、複数投票もできたり、アンケートも無期限設定もできるなど結構使い勝手がいいかなと思います。

アンケートを設定する画面です。ノート画面の下に並んでいるアイコンの左から2番目にあります。

選択肢や複数回答の可否、期限の設定もできます。

Misskey Pages

Misskey Pagesは、普通のノート(投稿)とは異なり、文字数制限などがありません。さらに、AiScriptを使ってもっと高度なこともできます。

なお、v13で、新たに動的なPagesを作成することはできなくなりましたが、その代わりに、Misskey Playという機能で、同じように動的なコンテンツを制作することが可能です。

Cat

有効にすると、自分の全投稿で「な」と「ナ」、「na」が「にゃ」と「ニャ」、「nya」に変換される。 またアバター(アイコン)の上に猫耳が付く。 無効化すると元に戻る。

どこにその設定があるかは探してみてくださいw ここではあえて教えません。

Catを有効にするとこうなります。アバター(アイコン)の上にカーソルを置くと猫耳が動いたりしますw

MFM

Markup language For MisskeyというMarkdown風の構文を投稿やプロフィールに使うことができます。

実績

Misskeyには、「Play Station3」以降や「Steam」などのゲームに実装されているような実績機能が搭載されており、条件を満たすと「実績解除」できるというちょっと面白い機能があります。

簡単に手に入る実績から、なかなか手に入らない実績まで様々あります。Misskey内をよく探索してみると新しい発見があるかもしれませんよ。

実績一覧の一例です。実績解除した際は、通知が来るようになっています。また、自分や他の方のプロフィールにいつどんな実績を解除したかというのを見ることもできます。

参:サーバー選びの留意点

Misskeyは、分散型SNSであり、様々なサーバーが存在しております。中央集権型のSNSであればただ登録すればOKですが、分散型の場合はサーバーごとに性格やルールなどが異なります。そこで、ここではサーバー選びの留意点を述べていきたいと思います。

実際どこのサーバーに所属するかは、あなた自身の判断です。一応基準として例えば・・・

  • 多数派(例えばmisskey.io)に属したい
  • 少数精鋭のサーバーに属したい
  • 自分が話題と雰囲気に溶け込めるところに属したい
  • 知り合いのサーバーに属したい
  • ルールがゆるいところがいい(あるいは厳しいところでも構わない)
  • サーバーの管理者やモデレーターは信頼できるか
  • 今後の運用方針について明らかにされているか
  • サーバーの可用性が高いか(しょっちゅう落ちてないか)

などあると思います。

ただ、分散型SNSは中央集権型のSNSと違い、(使われてなければ)同じアカウント名で他のサーバーでも登録できるのが強みとなっています。したがって、2つあるいは3つ以上のサーバーを掛け持ちすることも可能なわけです。

言い換えると、メインの1サーバーを稼働させて、他はメインサーバーの補完といった運用の仕方もできます。あとは、趣味に応じて垢分けという使い方もありです。(ただし、サーバーごとにルールがあるので、その辺りは確認しておいたほうがいいです)

サーバーに関しては、新規登録が解放されているところと招待制を導入しているところがあります。サーバーの一覧はこちらでご覧いただけます。検索もできます。

もし、気に入ったサーバーなければ、LTLが無効化されたサーバーを選ぶようにするか、もしくは自分で立てるというのも1つの手です。自分だけのサーバーを用意するには、Misskeyホスティングサービスを利用したり、公式ドキュメントを見ながら自前でサーバーを構築してみましょう。

四:Misskeyアプリのご案内(ただし、公式じゃないよ!)

一応、Misskeyができるアプリはありますが、Twitterにあるような公式アプリは存在しません。ただ、非公式のサードパーティアプリは存在します。

アプリ一覧は以下の通りです。

一応、以上の4つがあくまで一例となります。そもそも非公式のサードパーティアプリなので、無保証で提供されているものになります。基本的には、MisskeyはWebサイトやPWAで使うものだと思ったほうがいいです。

なお、PWAのやり方に関しては、こちらのサイトのQ&Aの2つ目をご覧ください。

伍:わいがMisskeyを使ってみた感想

Misskey登録から2ヶ月弱、日常的に使い始めてから1ヶ月弱が経とうとしてますが、実際に使って見た感想をありのままに書こうかと思います。

Misskeyを始めてよかったと思えること

現状のTwitterに比べるとMisskeyを始めてよかったことが結構ありますが、ここではいくつかピックアップした形で感想を述べたいと思います。

なお、ここでは比較基準としてTwitterを中心に述べていきます。(他にFacebookやInstagram、Discordなど色々ありますが、機能的や性格面でやはりTwitterが一番近いと思われるので・・・)

文字数が140文字以内の縛りがないこと

一番はなんといってもこれですね。Twitterで140文字overの投稿(注:Twitter Blueでは140文字超えの投稿も可能です)をする手段として・・・

  • ツリー形式にして、分割しながら投稿する。
  • 最大4枚スクショを貼る。(態様によりお気持ち表明と呼ばれることもある)

しかなかったのですが、もうそんなことから卒業できちゃうわけです。加えて、その労力と時間がかからずに表現できてしまうのがすごいと思いました。

基本的に3000文字まで(例外あり)入力できますので、例えばブログに書くまでもないけど、Twitterのツイートでは全然書き足りないようなことでも、Misskeyであれば簡単に思ったことが表現できてしまうのです。

ミニブログ用のOSSだからこそできる強みがあると思います。

画像(動画)が16枚まで添付できること

Twitterでは1ツイートにつき画像4枚までが限界ですが、Misskeyでは1ノートにつき16枚まで画像添付ができるのです。

加えて、1ノートにつき基本的に3000文字まで入るMisskeyであれば、画像一つ一つの簡単な説明も思いのままにできますので、4枚だけでは足りない場合でも安心です。

もちろん動画の添付もできます。

実績解除が楽しい

他のSNSにない実績機能がまた面白いものでして、どういう条件で「実績解除」できるのか、他ユーザーの実績を見て解析したりするのも良いでしょう。あるいは何も調べずに実際に使ってみて突然「実績解除」が出てきたら、それはそれで新しい発見になるかもしれません。

リアクションが楽しい

例えば、Twitterですと「いいね」のみしかリアクションがありませんが、Misskeyでは絵文字やカスタム絵文字を使えば、多種多様のリアクションができます。

そのリアクションを見て反応を楽しむのもよし、リアクション実装するために絵文字をインポートするのもよしといった感じに、いろいろな楽しみ方ができるかと思います。

ただノートする以外にも使い道がある。

ノートでもそこそこの文字数が打てるので、それはそれですごいと思いますが、ギャラリー・クリップ・チャンネル・Misskey Pagesといった機能も充実しているのがすごいと思いました。

しかし、わいはノート以外についてはまだ使いこなせてないので、おいおい使ってみてどんなものか試したいです。

Misskeyを使うにあたっての注意(弱み含む)

まだMisskeyを完全に使いこなせているわけではありませんが、いくつか注意点や弱点的なものも羅列したいと思います。

(分散型SNS特有の現象)リモートユーザーの情報は最新ではないことがある

異なるサーバーに属するアカウント同士が通信する仕組みをFediverseと述べましたが、その通信には相応の時間がかかります。

そのため、各サーバーは・・・

  1. 認識しているリモートユーザーの投稿が投稿されたり、アカウントが作られると、それを自分のサーバーにコピーして記録する。
  2. そして、自分のサーバーのユーザーがそれを見に行こうとすると、まずは自分のサーバーにコピーしたものを見せる

こうすれば、毎回リモートに見に行くよりも遅延を防げる他、体感上は高速に表示できるというわけです。

一見、利点にも思えますが、欠点にもなりえます。欠点の例として、ユーザーページの場合、コピーしたあとにフォロー/フォロワーが減ったり、新たに投稿されたりして事実が変わると、現在の状態とは異なるものを見ることになります。

その対策として、現在のMisskeyでは、現在のインスタンスにコピーしたものを表示するときは、同時にリモートに直接見に行くオプション(「リモートで表示」)も表示されるようになっています。

そうすることで、直接リモートから参照した、最新の情報が見られます。

アカウントの停止は各サーバーに負荷がかかることがある。

上述のFediverseという仕組みに関わるのですが、Fediverse上でアカウントを停止すると、投稿の数によっては、膨大な削除リクエスト投稿がコピーされた全てのサーバーに送信されます。

それゆえ、投稿数が多いとDDoS(サイバー攻撃の一種)に匹敵するレベルでサーバーに負荷をかけることがあります。

もちろん必要な場合もあるでしょうし、絶対にダメなわけではありませんが、削除したいものがある場合はこまめに消すとか、投稿してからすぐに削除する方がいいと思います。

(分散型SNS特有の現象)情報が完全に削除できるとは限らない

これも分散型の仕組みに起因する点です。

リモートのサーバーに削除リクエストを送信しても、要求されたサーバーが必ず削除してくれるという保証はありません。多くのサーバーは大丈夫だと思いますが、全てのサーバーから完全に削除できると思ってはいけません。

Fediverseでは、これまで以上にデジタルタトゥーが濃いものだと考えましょう。

対策として、拡散されたくない場合や、削除の確率を上げたい場合、先述の公開範囲で「ローカル」を設定する(リモートインスタンスには投稿が送信されなくなる)など、適切に公開範囲を設定しましょう。

また、フォロワーの中でも悪意がある人がいる可能性があります。その場合、別の形で投稿が記録されている可能性もありえますので、もしフォローを許可する場合は、怪しいアカウントでないかどうか、よく考えたほうがいいと思います。

六:わいの今後のSNS周りの立ち回りについて

この項に関してはMisskeyの本題と外れますので、関係ない人は読み飛ばして結構です。

SNSの立ち回り変更について

現状、Twitterのアカウントが先日10周年を迎えました。しかしながら、昨今のTwitterを取り巻く状況(システム面なども含めて)ならびに5年前と比べてTwitterをそのまま使い続ける意義を感じなくなったことから、これを機にTwitterからMisskeyへ主機能移転を行うこととします。

Twitterのアカウントに関しては当面現状のまま存置といたしますが、将来的に廃止となる可能性も示唆しておきます。なお、廃止になる際は一切予告等はしません。要するに突然消すことになります。なお、ツイートはどっか出かけてるときや飯系を中心にやると思います。他の話題は基本的に触れない方針でやります。(ただし、気分により時折する可能性はあるかもしれません)

今後のSNS投稿はMisskeyをベースに展開していきたいと考えています。だって、Twitterよりも高機能だと思うし、お寿司。

もし、仮にTwitterのアカウントを消しとばしたとしても、わいとまだ何らかの関係でいたいと思う方は、大変お手数ではありますが、各自Misskeyのアカウントをご用意していただければ幸いです。

なお、わいが現状持っているMisskeyアカウントは以下の通りです。

  • Misskey.tech(メイン。通常の投稿はこちら)
  • Misskey.io(サブ。予備垢なので何かあった時などに使います)

もし、どこかのMisskeyサーバーに登録していたら、フォロー飛ばしていただいて構いません。基本的には、よほどのことがない限りできるだけフォロー返しできるように努めます。

わいが所属しているサーバー「Misskey.tech」のご案内

かくいうわいも先月ではありますが、とある知人からの誘いで「Misskey」に登録しました。先月は結構放置してましたが、今月からガンガン使い始めてます。まだまだ、使いこなせているかといえば否になりますが、日々使い方を模索しながらやっている次第です。


こちらが「Misskey.tech」のイメージ。シンプルなドメインと無機質なヘッダーですが、ユーザーは30人ちょい。現在の実際のアクティブユーザーは5〜10名いるかいないかって感じであります。


そんな中、とある知人からわいが所属しているMisskey.techの規模を拡大していきたいという意向があり、わいもとある知人には日頃から世話になっているので、ひとまずMisskey.techをある程度賑わせていきたいと考えております。

ただ、とある知人が以前Misskey.techを登録解放制にしたところ、管理者である知人1人に対してユーザーが増えすぎてしまい、サービスを安心して継続できなくなった過去があるらしく、今後は招待制をベースに拡大していきたいとの意向を示しました。合わせて、その知人より「招待コード」の付与権限をいただいたので、それを元にアクティブユーザーの拡大を目指していく所存です。

しかしながら、Misskey.techに入るための「招待コード」は誰にでも与えられるわけではありません。当たり前ですが、招待しても良いと判断できる方にのみ付与する形をとります。これは管理者であるとある知人の意向であり、それに基づいてこちらが責任を持って招待コードを付与選定する。いわゆる管理者としての権限の一部を有しているというわけです。

ある意味これが分散型サーバーの利点とも言えます。ちなみに、わいはMisskey.techの管理人であるとある知人よりある程度の裁量権限をいただいてるので、こうしてるわけなんですね。

なお、知人からは信頼できる人なら誰でも招待して良いといってくれましたが、Misskeyを始めるかどうかはその人次第なので、無理に勧めることはしません。まずは、Misskeyのどこかのサーバーに登録していただいて使い勝手を試してもらってから、Misskey.techにきてもらいたいと思っています。

というわけで、Misskey.techに入るための「招待コード」が与えられる条件は以下の通りです。(これを全て満たしているからといって必ずしも「招待コード」が与えられるとは限りませんので悪しからず)

ちなみに、招待コード自体は、わいの他に持っている方もいます。誰が持っているとかは教えられないので、悪しからず。

【Misskey.techに入るための「招待コード」付与条件】

下記の条件をある程度(全て推奨)を満たしていただいた方のみ「招待コード」を付与するものとします。(最終的に付与するかはこちらの判断になります)

これらのルールは今後の流入やサーバーの稼働状況によって適宜変更する可能性がありますので、予めご承知おきください。

  1. 現時点でわいのTwitterアカウント(@legend419hku)をフォローしている。(過去にフォローしていた人はエンカしてたしてないに関わらず対象外。もちろんブロック&被ブロックも対象外。なお、垢消しや転生に関しては証明できる資料を提出していただくことで検討する場合があります)
  2. わいに実際にエンカウントしたことがある。(できれば複数回推奨。わいが顔を覚えていない場合もしくはしばらくお会いしていない場合、面談要求する場合もありますので、それでも大丈夫な方)
  3. Misskeyの他サーバーのアカウントを有しており、かつわいのMisskeyアカウントをフォローした上でダイレクトメッセージを飛ばせる。(Misskey.techはサブでもメインでもどちらで使っていただいても構いません。なお、いないとは思いますが、他サーバーのアカウントはない<or必要ない>けどMisskey.techだけ使いたい方は要相談とします)
  4. Misskey.techにおけるルールを守れる方(一度入ってしまえば、おそらくそんなに厳しいことはないです。無秩序状態にならない限りはゆるーくまったりな環境が得られると思います)
  5. 当たり前ですが、招待コードを他者に流さないことを遵守できる方。(招待コードが使えるのはあくまで当人のみとさせていただきます。他者に紹介する目的で招待コードを横流しする行為は禁止とします)

<補足事項>

※上述を満たさない場合、Misskey.techに入ることはできませんが、他サーバー(たとえばMisskey.ioなど)からフォロー飛ばしていただく分には何ら問題ございません。むしろ歓迎します。

※わいの他に招待コードを持っている人がいますので、その方経由で入られる場合はもちろんこの限りではありません。(上述はあくまでわい経由での登録に限り適用されます)


というわけで、今回は先月話題に上った分散型SNSであるMisskeyの紹介記事と、今後のSNSの立ち回り変更のお知らせを書きました。

コロナ禍以降、色々と模索してましたが、ひとまず方向性を見いだすことができたと思います。Twitterについては今後どのように処遇するかゆっくり考えていきたいと思います。

それと昨年からライフスタイルが激動のごとく変わっていっているので、ライフスタイルの方向性もできるだけ早い段階で決めていきたいですね。

長々となりましたが、今回もご覧いただきありがとうございました。


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