こんにちは。北陸の食パンです。
今回は、久しぶりに「アイモバリアルグルメツアー」の記事をお送りします。
「アイモバリアルグルメツアー」の第八弾は、両国エリアの「ちゃんこ鍋」を食べてみたいと思います。
それでは、早速本題に入りましょう。
アイモバにおける両国エリアのアイテムであるちゃんこ鍋の説明文は「お相撲さんの大好物。野菜もお肉もたっぷりで大満足です♪体力が少し回復します。」と書いてありました。
ちゃんこ鍋は、テレビとかでよく見るけど、実際に食べたことがあるかというとたぶんなかった気がする・・・。
取材当時、たまたま、直近の界隈メンバーでアイモバ遠征(なお、このときのことは過去のアイモバ遠征記録には掲載していません)があり、最後の打ち上げとして・・・
- ちゃんこ鍋
- すきやき
- 深川鍋
の3つのうち、どれを食いたいかというのを参加メンバーに提示したところ、ちゃんこ鍋に圧倒的多数の票が入ったので、帰りに両国に寄って食べることにしたわけです。
そして、当時のツイートより「第二十回目は両国エリアのちゃんこ鍋。一度に大量に調理できて栄養のバランスが良く、材料の加熱により病気の心配も少なく、鍋を囲むことで連帯感も生まれ、力士の食事としてふさわしい料理です。」とわいはツイートしてました。
いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。
さて、ちゃんこ鍋を実食しましょうか。
(取材したのは2014年3月です)
今回、取材したのは相撲部屋っぽい外観の雰囲気を醸し出しているこのちゃんこ巴潟である。両国において、一般向けにちゃんこ鍋を提供しているところでは、かなり有名な店となっている。
店名の「巴潟」の由来は、往年の力士の四股名で、昭和十年代の双葉山と同時代に激しい“あたり”と“ハズ押し”で弾丸と謳われ、両国国技館の鉄傘を沸かし、今も角界に語り継がれている伝説の名力士からとされている。
巴潟の力士引退後は、年寄高島・友綱の名跡を継ぎ、数多くの関取を育てあげたそうである。
その後、友綱部屋の跡地に誕生したのがこの店というわけである。
では、早速店内に入りましょう。
席に案内されたときに撮影した写真がこちら。このときのわいは、すでにちゃんこ鍋を早く見たいと思い、心がうずうずしていた。
ここで、ちゃんこ鍋の「ちゃんこ」とはいったいどういう意味なのか説明しよう。
「ちゃんこ」とは本来、相撲部屋において力士(ちゃんこ番)の作る手料理をすべて指すものであるが、とりわけ有名になったのが「ちゃんこ鍋」(ちゃんこ鍋のルーツは後述する)であり、それが独り歩きして一般人にも広く知れ渡っているようである。
力士は食べることも仕事のうちや稽古のうちとされ、相撲部屋において食事の場であるちゃんこ場は稽古場の次に大事な場となっているのだ。
また、角界には「ちゃんこの味が染みる」という言葉があり、これは入門した新米力士が稽古に励み、精神的にも肉体的にも相撲界に馴染んできた様子を表しているそう。力士が力をつけてくると、「ちゃんこの味が染みてきたな」というのが褒め言葉になっているようだ。
席について、とある一角を見ると、食材が並べられていた。これがおそらくちゃんこ鍋の食材だと思われる。盛り方がそこそこ豪快に見えた。
さて、ちゃんこ鍋のルーツをここでたどっていくことにしたい。
明治時代のおわりごろ、横綱常陸山谷右エ門以降の相撲部屋で鍋料理が広く取り入れられ、鍋料理は相撲部屋の食事の代名詞となっていったそうである。
鍋料理のメリットとして・・・
- 一度に簡易かつ大量に調理できるうえに栄養のバランスが良い
- 材料を加熱しているために伝染病や寄生虫などの心配も少ない
- 鍋を囲むことで連帯感も生まれる
が挙げられ、力士の食事にうってつけといえるのだ。
相撲部屋では1種類の鍋だけが食べられているわけではなく、ちり鍋やソップ炊きなどさまざまな種類や味付けの鍋料理が作られており、それら相撲部屋で作られる種類の鍋をまとめて「ちゃんこ鍋」という。
相撲部屋では毎日のように鍋を食べるが、日毎に材料も代わり、味付けもさまざまなものがあるので、飽きることはないという。ちゃんこ場では野菜は手でちぎって入れ、肉や魚も大まかに切り、ドバっと入れて豪快に作るのが相撲界ならではの調理法といえる。
一般向けに出されているものは寄せ鍋風が多く、魚も肉も一緒に入るものがあるが、相撲部屋で作られる鍋料理には本来は魚と肉を一緒に入れる鍋は無いそうだ。
そして、鍋の登場。土鍋は最高ですな。
鍋に具材を入れる様子。まずは、野菜類から頂きましょう。
ちなみに、「巴潟」では・・・
- 太刀山 ちゃんこ [醤油味]
- 国見山 ちゃんこ [塩味]
- 矢筈山 ちゃんこ [水炊き]
- 巴潟 ちゃんこ [味噌味]
の4種類がメインメニューとなっている。
座ったところには、2つ鍋があった関係で、わいのグループは、国見山ちゃんこをチョイスし、もう一方の直近の界隈メンバーグループは太刀山ちゃんこをチョイスしている。
というわけで、わいのグループで展開している国見山ちゃんこがこちら。このちゃんこは、鶏ガラスープをベースに塩で整えた塩味のちゃんこが特徴となっています。
冬場は、家でもよく鍋物食べますけど、それとはまた違った味わいがあっていいなあと思いつつ・・・。
鍋物を食うときはだいたい酒を飲むことをセットにしてますが、今回は無理でした。もし飲んだら飲酒運転でお縄になりますからねえ。ええ・・・。
その後、水菜を乗っけてみると、いい感じに雰囲気出てますねえ。
そして、もう一方のグループで展開している太刀山ちゃんこの様子がこちら。このちゃんこは、角界では、「そっぷ煮」と屋ばれており、すき焼き鍋やアンコウ鍋の甘味とはまた違う、絶妙な醤油味が特徴的となっています。
そして、野菜たちを食した後は肉もいただきました。
なお、写真に写っている肉は、この太刀山ちゃんこを注文すると食べられます。(それ以外のコースは別途注文必要。)
食べる時は、太刀山ちゃんこベース(左)と国見山ちゃんこベース(右)の2種類を食べ比べするような感覚で食べた。
具材自体は同じものを使っていても、スープの味に違いがあるので、スープの味を楽しむのもまた一興であった。
もし、みなさんが食べに行った時に鍋が2つ以上あるのであれば、ぜひとも違う味のちゃんこを頼んで、食べ比べすることをお勧めする。
〆は雑炊とラーメンで。ちゃんこのスープの味を活かすため、わいのグループで雑炊をつくり、もう一方のグループでラーメンをつくり、皆で分け合って食べた。
余談だが、両国自体は、数ヶ月に1度通りますけど、なかなか両国には降りないんですよねえ。
今度機会があるならば、アイマスPの仲間たちでちゃんこ鍋を楽しみたいですな。
ということで、アイモバリアルグルメツアー第八回目、両国エリアのアイテムである「ちゃんこ鍋」のレポートをお伝えしました。
次回のアイモバリアルグルメツアーは上方エリアに飛んで、四日市周辺エリアのアイテムを取り上げたいと思います。できるだけ早く記事にできるようにはしたいところ・・・