こんにちは。北陸の食パンです。
新型コロナウイルス関係の影響が現在も続いていますね。そのおかげで、個人的にも多忙な日々を過ごしており、なかなか本ブログの更新ができない状況が続いております。(そもそもそうでなくても更新トロいだろとか言わない)
コロナ禍の状況下で少しはブログ記事量産に力入れられると思ったら、思ったようにはいきませんね。まあ、やることありすぎていろんなことに目移ろいするのもありますが、最近疲れすぎると寝てしまうことが多いので、その時間のロスをできる限り減らしたいなとは思ってます。
それでは、ブログの本題に入ります。今回は「アイモバリアルグルメツアー」第参拾九弾の記事をお送りします。速度はだいぶゆっくりですが、まだまだ続けていく所存ですよ。内容ですけれども、柳川/大牟田/筑後エリアの「柳川鍋」を食べるために現地に行ってきました。
それでは、早速本題に入りましょう。
てか、ただでさえこのカテゴリー更新トロいのに、新型コロナウイルスの影響で取材もままならない状況に陥ってるし、いつになったら完結するのか全くわかんねえな。
アイモバにおける柳川/大牟田/筑後エリアの柳川鍋の説明文は「どじょうとゴボウの組み合わせが絶妙です。体力が少し回復します。」と書いてありました。
柳川鍋といえば、ご存知江戸時代に生まれた鍋料理の一つなのですけれども、実のことをいうと福岡県柳川市が発祥の鍋というわけではありません。(ただし、柳川鍋の由来的なところでの諸説の一つとしては数えられている模様。使われている鍋の産地が柳川という説あり)
実際は江戸生まれの鍋料理。すなわち現代でいう東京の料理というわけなんです。(江戸時代に京橋、本所や浅草周辺あたりに存在していた店で出されたのが発祥とされている)
むしろ、柳川で有名な料理といえば、「うなぎのせいろ蒸し」です。ところが、このアイモバというゲームでは、不採用になっています。
というのも、すでに前回のアイモバリアルグルメツアーで紹介した通り、浜松/浜名湖エリアとかぶります。そのため、苦肉の策で柳川/大牟田/筑後エリアのアイテムを柳川鍋にしたのではないかと個人的には推測しております。あとは名前の響きで当てはめたとかそういうオチなのかもしれないと最初は考えていました。
とは言いましたが、実際のところ福岡県柳川市においては名物である「うなぎのせいろ蒸し」の次に、「柳川鍋」を郷土料理として位置付けているのは事実であります。調べてみると柳川市で柳川鍋を出してる店は意外と多いんですよ。
そう考えると、柳川/大牟田/筑後エリアのアイテムに柳川鍋を当てはめたのは決して苦肉の策ではないのかもしれません。
柳川鍋と並んで有名などじょう料理といえば、どぜう鍋というものがあり、これも江戸時代の江戸発祥の料理です。ドジョウを開かず丸ごと調理した鍋である「丸鍋」とドジョウを背開きにしてゴボウと一緒に調理した鍋である「ぬき鍋」があります。
それをさらに発展させた形が、今回取り扱う「柳川鍋」というわけです。
そういえば、この柳川鍋についてはツイートしてませんでしたね。ということで、もし、ツイートしてたら、おそらくこういうツイートをしていただろうという文章を即興で書いてみました。
「第●●回目は柳川/大牟田/筑後エリアの柳川鍋。名前からして福岡県柳川市で生まれた料理と思いがちですが、実は江戸で生まれた料理です。まさか柳川で柳川鍋なんて食べられるのか不安に思ってましたが、あら不思議。食べることができました」
たぶん、これでimas505iタグ・アイモバリアルグルメツアータグ、画像を添えればほぼ140文字になるんじゃないですかね。きっと。(旧Twitter基準だと文章だけで117文字が限界ですので・・・。それにハッシュタグと画像のURLの文字数を加算して140文字って感じです)
いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。
それでは、早速本題に入りましょう。
(取材したのは2016年2月です)
訳あって父方の祖母の家に急遽帰省することとなった2016年の2月。当時は長崎、熊本などの観光をし、後半日程の観光の一つとして柳川を訪れました。多分、自身初でないかと思われます。
柳川といえば、有数の水郷地帯であり、「川下り(お堀めぐり)」が有名なところです。他にも、立花宗茂や田中吉政といった戦国武将が活躍した地であり、詩聖・北原白秋が生まれ育った地としても有名です。
今回は、国語の授業で必ずと言っていいほど目にするであろう北原白秋生家(記念館)にほど近い「千十」というお店で昼食を食べることにしました。
当時のわいは、まさか柳川で柳川鍋なんて食べられるのかちょっと半信半疑なところはあったんですけれども、メニューを見たらありました。柳川鍋定食。もう迷わずそれを注文しました。
こちらが今回注文した柳川鍋定食です。左上のメインの柳川鍋の他に、飯・香の物・吸い物・小鉢・フルーツがついています。
お酒もつけるとさらに美味しそうですが、このあと運転を控えてたというのもありまして、この時は自粛しました。
こちらが柳川鍋のアップです。
柳川鍋は、開いたドジョウと笹掻きにしたゴボウを味醂と醤油の割下で煮て鶏卵で綴じる料理です。写真を拡大するとよくわかると思います。前述のどぜう鍋の「ぬき鍋」を発展させた形ともいえます。
バリエーションとして、一緒にネギやミツバを用いる場合もあります。(この千十では、ミツバを使用している)
また、肉類などを柳川と同じように、笹掻きゴボウと共に甘辛く煮て卵で閉じたものを「○○の柳川」あるいは「柳川風」と称したりもしているそうです。
江戸時代にはドジョウもゴボウも精の付く食材とされていたため、柳川鍋は暑中に食べるものとされていたそうです。ただし、現代では脂が乗っている寒い時期がより美味しいとされています。食べた当時がちょうどその時期だったともいえますね。なお、柳川鍋については以前紹介したあんこう鍋とは違い、通年に渡って食べられるというのが特徴であります。
柳川鍋の作り方を簡単に示すと・・・
- 下ごしらえとして塩揉みや水洗いをすることで表面のぬめりをよく落としたドジョウをさばいて開く。
- それをささがきしたゴボウなどと一緒に底の浅い土鍋に並べる。
- 出汁・醤油・砂糖などを合わせたタレで煮込み、溶き卵をかけて卵とじにすればできあがり。
という感じです。
うなぎはそこそこ食べますけれども、どじょうは今回初めて(だと思う)なので、来た時はワクワクしましたね。
実際に食べてみると、うなぎに比べて脂が少なくさっぱりしている味だなっていうのが第一印象でした。どじょうというとなんか泥臭そうなイメージがついてまわりがちですが、そこはきちんとどじょうをさばいて処理しているので、泥臭いなんてことはありません。
また煮汁と卵もなかなか美味でした。どじょうとごぼうとの相性も抜群で、また食べたいなと思いましたね。
ぶっちゃけ柳川鍋は、普通に東京でも食えますので、今度食べる時は東京で食べるとは思いますが・・・。
そして、おまけですけれども昼食後は柳川に行ったら絶対に外してはいけない「川下り(お堀めぐり)」を堪能してきました。
まちの中を縦横に流れる「掘割」に、しだれ柳の緑が映え、赤煉瓦の並倉や白なまこ壁、水面にはウォーターヒヤシンス等の水草を愛で進む「どんこ舟」に乗ってる間はなかなか贅沢なひと時を味わえますよ。
冬場は「どんこ舟」にこたつを乗せて「こたつ舟」として運行されます。取材当時は「こたつ舟」でした。
ということで、アイモバリアルグルメツアー第参拾九回目、柳川/大牟田/筑後エリアの「柳川鍋」のレポートをお伝えしました。
柳川鍋の存在は知っていましたが、今まで食べる機会がなかっただけに今回食べることができてよかったなと思います。
うなぎと似て非なるどじょうの味がどんなものかもわかって勉強になりました。またどこかで食べてみたいなと思います。
でも、どうして柳川で柳川鍋が郷土料理としての地位を築いたのかはネットだけで調べても確証は得られませんでした。これは、当地の郷土資料を調べないとダメなパターンですかね?
そういえば、九州には幾度も行ってますが、今後行く機会が訪れるのかわかりませんね。とりあえずグルメツアーの取材対象だけは最低限でも制覇したいところですが、今のご時世では遠のくばかりでいつのことやら・・・。
さて、次回のアイモバリアルグルメツアーは、また東に飛びまして、志賀高原/飯山エリアのアイテムを取り上げたいと思います。
あまり過度な期待はなさらずにお待ちくださいね。