こんにちは。北陸の食パンです。
なんだかんだで、前回記事書いてから約1ヶ月経ってしまいました。期待なんかされてないと思うけど期待されてた方にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。
先日のハッチポッチフェスティバルでお会いした皆様、本当にお疲れ様でした。今回訳あって2日間はっちゃけてかつ激動の現地推しという感じでございましたけれども、それはそれで楽しかったかなとも思います。
気が向いたら、当日のことでも書こうかなとか思いますが、あまり過度な期待はなさらぬよう・・・。たぶん書かないパターンだこれ。
今回は、久しぶりに「アイモバリアルグルメツアー」の記事をお送りします。
「アイモバリアルグルメツアー」の第拾弾は、松阪/紀勢エリアの「松阪牛」を食べてみたいと思います。
それでは、早速本題に入りましょう。
アイモバにおける松阪/紀勢エリアのアイテムである松阪牛の説明文は「日本三大和牛のひとつ。霜降り肉が最高です。体力が少し回復します。」と書いてありました。
わいの場合、松阪牛は過去に食べたことはあるのですが、やっぱり遠いお空の上にある存在というイメージがどうしてもついてしまうんですよねえ。
まあ、日本有数のブランド牛ということもありますから、それは当然っちゃ当然といってもいいのですが・・・。
それにかつては、「松阪牛」全てが高級銘柄牛肉であり、「松阪牛」という単語自体が高級牛肉の意味を持っていたぐらいですし・・・。
しかし、この松阪牛についてはツイートしてませんでしたね。ということで、もし、ツイートしてたら、おそらくこういうツイートをしていただろうという文章を即興で書いてみました。
「第●●回目は松阪/紀勢エリアの松阪牛。霜降り肉である松阪牛は「肉の芸術品」の異名を持ち、かつては高級牛肉の代名詞として全国に名をとどろかせた日本三大和牛の一つです」
たぶん、これでimas505iタグ・アイモバリアルグルメツアータグ、画像を添えればほぼ140文字になるんじゃないですかね。きっと。
いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。
さて、久々の松阪牛を堪能しに現地に行きますかー。
(取材したのは2017年5月です)
ときは、2017年5月のGW。
プロミのときに初めて出会ったZAKIX虎Pさんのところに遊びにいってたわいは、前回紹介した四日市とんてきを食した後、もともとわが地元を走っていた車両が走っている三岐鉄道を訪問して、優勝気分を味わった後、久々の松阪牛を食しに松阪市内へと向かう。
(当時の動向【2日目】については、こちらも合わせてご覧ください。)
松阪牛を食べれる店は、高級なところから、大衆向けのところまで幅広く存在するわけだが、ここはいっそのこと高級なところに・・・行くわけないんだよなあ(ぉ でも、いつかはいきたい・・・。
それはさておき、松阪牛を手軽に食べれるジャンルといえば、やはり焼肉である。うおおおおテンションが上がるぜえええええ!!!!
ということで、ZAKIX虎Pさんの車で、今回の晩餐地へと向かうことになった。
ということで、今回訪れたのは、「一升びん 宮町店」である。
この「一升びん」は、松阪市を中心に展開している松阪牛専門の焼肉店(一部店舗は、すき焼き・しゃぶしゃぶ・ステーキを扱っているところもある)である。
和牛の最高峰である松阪牛「A5」。一般的に、すき焼きやしゃぶしゃぶの最上級肉として供されるこの『松阪牛「A5」』を焼肉として提供しているというこだわりを持っている焼肉店なのだ。
しかも、そんな松阪牛「A5」をリーズナブルな価格帯にて提供している。普通に考えれば信じられないと思われがちだが、それにはあるからくりがある。それは、仕入れる際に一頭丸ごと仕入れているという手法を使っているからだ。(通常は部位ごとに仕入れるらしい。部位ごとだと、加工賃や手間賃が上乗せされるので、当然にして高くついてしまう)
それはさておき、この「一升びん 宮町店」は、一風変わった店舗で有名らしい。いったい何が変わっているのか?
早速、店の中に入ることとしよう。
店の入り口近くにはこのような銘板などが飾られていた。松阪牛に限らず、ブランド牛を取り扱っている店ではよく見る光景なので、そこまで珍しいものではない。
そして、その銘板の周りをベルトコンベアが囲っており、松阪牛を中心とした食品サンプルがぐるぐると回っている。
なお、このベルトコンベアを見た時点で何か察した人は、きっと勘が鋭い。
ということで、さらに店の奥に進むこととしよう。
店の中はこんでいたので、ZAKIX虎Pさんとともに空席待ちをする。
なお、写真を見ればお分かりいただけるが、このお店「回転席」と「一般席」が存在する。
はて、「回転席」とはいったい何なのか、その正体を探っていくことにしよう。
こちらが「回転席」ブースである。回転席といっても座席そのものが回転するわけではないようだ(当たり前)。
正面を見てみると、おや? 回転寿司でよく見るベルトコンベアの機械がありますねえ?
もうちょっと近づいてみることにしましょうか。
近づいてみた図がこちら。
確かに、回転寿司のように何かが回っているぞ。当たり前だけど、ここは寿司屋じゃねえ。もうわかりきってると思うけど、ここは焼肉店である。ということは、つまり・・・
この回転席で回っているものの正体は、肉なんだよぉぉぉぉぉぉ!
(まーた、MMRネタにすぐ走る)
というわけで、おわかりいただけただろうか。
そう、この「一升びん 宮町店」は、全国的にも珍しい回転焼肉で有名なお店なのだ。
最高級の松阪牛を、回転寿司と同じようにいろんなメニューで、しかも安心価格で味わえることから、毎日行列ができるほどの人気を誇っている。
ちなみに、回転席にある回転レーンは、透明プラスチックのクリアルーフで覆われており、このクリアルーフの中全体が冷蔵庫になっていて、鮮度抜群の松阪牛が食べられるのが特徴となっている。
しかも、回転席は個室感覚のボックス席にくわえカウンター席もあるため、気軽に「ぼっち焼肉」もできたりするのだ。
回転席の魅力を知ったところで、我々も回転席に・・・
行くわけないんだよなあ
ということで選ばれたのは一般席でした。待ち時間も少ないうえに、回転席で待っているとくいっぱぐれる可能性(オーダーストップが一般席よりも早いため)もあるので、できるだけ早く食べるという選択肢としたわけで・・・。
なお、一般席には七輪が備え付けられている。七輪で焼く松阪牛はさぞおいしいに違いない!
ということで、皆様お待たせいたしました。
松阪牛様のご登場だァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(トゥルロロテッテレーwwwwwwテレテッテテwwwwテテーwww)wwwトコズントコトコジョンwwwズズンwwwww(テテロリトテッテロテテーwwww)
こら、そこネタが古いとか言わない
一升びん 宮町店では、黒い皿が松阪牛、白い皿が普通の肉という形で区別がなされている。
すでに三岐鉄道で優勝してるのに、なおさら優勝していた2人であった。
さて、頼んだ松阪牛メニューを以下に紹介しましょう。
まずは、松阪牛のホルモンになりやす。
ホルモンって人によって好き嫌い分かれてしまいますけれども、わいは好きです。はい。
こちらは、松阪牛の切り落とし。手軽に食べられるという意味ではお勧めの一品です。
最後にカルビ。この日頼んだ肉で一番高いですから、おいしくいただきたいもので。
一般の肉を食った後に、松阪牛を堪能。ZAKIX虎Pさんに焼いてもらいました。ありがとうございます。
大概、こういうときってわいほとんど何もしないことで有名。
本当に申し訳なき候。
最後に松阪牛のルーツと現在までの歴史について語っていきたい。
松阪牛は、但馬牛の他、全国各地から黒毛和種の子牛を買い入れ、三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛のことを指す。
日本三大和牛の1つであり、「肉の芸術品」の異名を持ち、霜降り肉になっているのが特徴となっている。
松阪牛の歴史自体は、意外に浅く、江戸時代には、農耕用の役牛として飼育されたのが始まりで、肉食が始まった明治時代以降遅くとも1905年頃までには、農耕用を退役した牛が肉牛として売られるようになったのだそう。
その後役牛から肉牛へのシフトが進み、1935年に東京で行なわれた『全国肉用牛畜産博覧会』で名誉賞を受賞したことから全国的に知られるようになったのである。
戦後は1949年に松阪肉牛共進会が開始され、品評会に優秀な肉牛が出品されて松阪牛の名声を高めた。
一方で、日本食肉格付協会の枝肉格付けが最上級のA-5とB-5のもののみを「松阪牛」と認定し、品評会向け以外に一般に流通するものにも厳格な品質を貫いた。これにより、高度成長期以降より、松阪牛は次第にブランド牛肉として認知されるようになっていった。
つまり、「松阪牛」全てが高級銘柄牛肉であり、「松阪牛」という単語自体が高級牛肉の意味を持つということがここで示されたのである。
長らく日本屈指のブランド牛として名を馳せた松阪牛であったが、その後、2001年に発生したBSE問題や産地偽装事件への対応のため、2002年(平成14年)には子牛の導入から出荷までを管理する「松阪牛個体識別管理システム」が発足し、これに登録した肉牛を松阪牛とした。
その一方で、2002年8月19日の規約改訂により、「松阪牛」の定義から枝肉格付けが削除され、格付けが最低のC-1であっても「松阪牛」と名乗れるようになった。これにより、全ての「松阪牛」が最高肉質等級の牛肉である時代は終わりを告げたのである。
現在の松阪牛は、特産松阪牛が全体の6%しかなく、残りの94%を規約改訂前の基準では松阪牛と呼称することが許されなかった牛肉が占めており、かつての高級牛肉=松阪牛時代とは大きく異なってきている。
余談だが、松阪牛の生産者の一部には、牛にビールを飲ませる事もある。これは、肥育末期に摂食量が落ちる「食い止まり」という現象への対処のためで、ルーメン(第1胃、瘤胃)内の発酵状態を改善する作用が食欲増進に通じ、より肉付きを良くするのが目的なのだそう。
逸話ではあるのだが、「牛にだけでも晩酌気分を味わわせてやろう」と下戸で煙草も吸わない飼い主が、牛にビールを飲ませたのがはじまりで、これが功を奏したのかビールを飲ませた牛が、稀に見る優れた肉質である事が判明し、市場において破格の高値(約3000万円)で取引された。
それ以後、このビールを飲ませる事が広まり、後に獣医学的にも優れていることが判明したそうである。
これだけにとどまらずまだまだ、松阪牛に関することをたくさん書きたい気分ではあるのだが、あくまでアイモバリアルグルメツアーがメインということで、もし気になるようであれば各自で調べていただきたい。
ということで、アイモバリアルグルメツアー第拾回目、松阪/紀勢エリアのアイテムである「松阪牛」のレポートをお伝えしました。
次回のアイモバリアルグルメツアーはいったん富山県に飛んで、富山エリアのアイテムを取り上げたいと思います。できるだけ早く記事にできるようには頑張りたい所存・・・